家族でアメリカ旅行を計画している方にとって、ESTA(電子渡航認証システム)の登録時における「顔写真(セルフィー)のアップロード」は悩ましいポイントの一つです。特に、13歳の子どもだけ顔写真のアップロード画面が表示されず、不安に感じる親御さんも少なくありません。この記事では、その理由やESTAの仕様について詳しく解説し、安心して申請を完了するためのポイントをご紹介します。
ESTAの顔写真アップロード要件と自動判断システム
2023年以降、ESTA申請画面ではパスポートの自動読み取り(MRZスキャン)と併せて、顔写真(セルフィー)のアップロードが求められる仕様に変わりました。これは「バイオメトリクス情報の強化」が目的とされています。
しかし、この顔写真アップロードは全員に必須ではなく、申請者の年齢や申請内容によっては自動的にスキップされるケースが確認されています。
13歳以下の申請者はアップロードが免除されることがある
実際に多くのケースで、13歳以下の子どもについては、ESTA登録時にセルフィーのアップロード画面がスキップされます。これは、米国CBP(税関・国境警備局)が未成年の個人情報・顔画像の収集に一定の配慮を行っているためと考えられます。
また、ESTAの公式FAQでは明記されていないものの、複数の申請者が報告しており、「13歳未満は顔写真アップロードを求められない」という挙動は現在のシステム上、正常な動作とみなされています。
実際の事例:家族で3人は顔写真登録、1人はスキップ
ある家族の事例では、父・母・19歳の息子はパスポート読込後にセルフィーアップロード画面が表示された一方、13歳の娘は顔写真アップロードなしでそのまま申請を完了できたとのことです。
この事例と同様の報告はSNSやQ&Aサイトでも多数見られ、年齢による仕様差であることが裏付けられています。
それでも不安な場合に確認すべきポイント
- ESTA申請完了後の「申請番号」が発行されていれば問題なし:正常に処理された証です。
- 登録内容確認ページで再チェック:パスポート番号・氏名などが正確に登録されていれば、顔写真がなくても承認に影響しません。
- CBP公式サイトや大使館には写真不要で通過した例も報告済み:実運用上も特に問題になっていません。
申請中にブラウザやデバイスの不具合でスキップされたという可能性もありますが、13歳以下の場合は意図的にスキップされる仕様と考えるのが自然です。
まとめ
ESTA申請で13歳の子どもだけ顔写真(セルフィー)アップロードが求められないのは、年齢による仕様上の違いであり、エラーではありません。
申請が完了し、申請番号とステータスが正常に表示されていれば、セルフィー未登録でも問題なく渡航可能です。心配な場合は、ESTAの公式ヘルプセンターか、在日アメリカ大使館のESTA窓口で確認を取りましょう。
家族での楽しい旅行の第一歩として、安心して準備を進めてください。


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