ハワイを含むアメリカへの入国手続きは年々進化し、MPC(モバイル・パスポート・コントロール)アプリを利用することでスムーズな入国が可能になりました。しかし、このMPCはすべての国籍や渡航者が利用できるわけではありません。この記事では、MPCがどのような仕組みで、どの国籍の人が利用できるのか、また家族旅行で異なる国籍の人が混在している場合の入国時の対応について詳しく解説します。
MPCとは?アメリカ入国の時短ツール
MPC(Mobile Passport Control)は、米国CBP(税関・国境警備局)が提供する公式アプリで、対応空港において入国審査の際の専用レーンを使える仕組みです。紙の税関申告書を記入することなく、スマートフォンで事前に情報を登録し、空港で短縮レーンを通過できるメリットがあります。
現在、ハワイ(ホノルル国際空港)を含む複数の米国国際空港で対応しており、利用者のストレス軽減や待ち時間短縮に貢献しています。
誰がMPCを利用できるのか?
MPCを利用できるのは、米国市民と米国永住者(グリーンカード保持者)、そして日本・韓国・カナダなど一部のビザ免除プログラム(VWP)対象国籍の渡航者です。つまり、日本国籍の方はESTA登録済みであればMPCを利用可能です。
一方で、中国国籍の方はVWPの対象外であり、たとえアメリカのビザを保有していても、MPCは利用できません。したがって、中国国籍の家族は一般レーンでの入国審査となります。
家族旅行でMPCが使えるかどうかの実例
たとえば、夫が日本国籍でESTAを持ち、妻が中国国籍でBビザを持っている場合、夫だけがMPCレーンを使えますが、妻は使えません。そのため、家族一緒に入国審査を受けたい場合は、夫もあえて一般レーンを選ぶのが現実的です。
実際、空港職員も「ご家族なら同じレーンでどうぞ」と案内してくれるケースが多くあります。効率だけを重視するならMPCですが、同行者が使えない場合は一般レーンでの同伴入国が無難です。
その他の入国審査のポイント
・アメリカ入国には、事前のビザ申請やESTA登録が必須です。これはMPCの可否にも直結します。
・パスポートは残存期間が十分であること、入国目的が明確であることも重要です。
・質問への応答は明確に。特にビザ保持者は職員からの質問が詳しくなる傾向にあるため、想定問答を準備しておくと安心です。
また、アプリでのMPC登録は米国到着前に済ませておく必要があります。空港到着後に焦らないよう、飛行機搭乗前に準備しておくのが理想です。
MPCが使えない場合の対策
同行者がMPC対象外であっても、家族で一緒に入国したい場合は以下の点に注意しましょう。
- 事前に必要書類(パスポート、ビザ、ホテル予約など)をすぐ提示できるようまとめておく
- 一緒に入国審査ブースに向かいたい旨を係員に伝える
- 時間帯によっては混雑が予想されるので、入国には余裕を持ったスケジュールを立てる
これらを意識するだけでも、入国時の不安やストレスを大きく軽減できます。
まとめ|ハワイで家族一緒にスムーズ入国するには
ハワイ入国時にMPCを利用できるのは限られた国籍と条件の渡航者に限られています。ご家族に中国国籍の方が含まれている場合はMPCレーンは利用できないため、一緒に一般レーンで入国手続きを行うのが現実的で安心な選択です。
旅行をスムーズに進めるためには、事前準備とルールの確認が何よりも重要です。この記事を参考に、安全で快適なハワイ旅行をお楽しみください。


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