日本各地には数多くの離島がありますが、すべての離島に海水浴場があるわけではありません。美しい海に囲まれたイメージから「海水浴が楽しめる=海水浴場がある」と思いがちですが、現実は少し異なります。
海水浴場とは何か?
海水浴場とは、遊泳に適した環境が整備されており、安全管理や更衣室・シャワー・トイレなどの設備が用意された海辺のエリアを指します。行政により正式に指定された「海水浴場」は、水質検査や監視体制などが整備されています。
一方で、海岸があっても、遊泳禁止の場所や設備が整っていない浜辺も多く、これらは海水浴場とは呼ばれません。
離島に海水浴場があるかどうかはケースバイケース
観光地化されている離島(例:沖縄・石垣島・小豆島・佐渡島など)には整備された海水浴場が存在することが多いです。観光客のニーズに応じて安全な遊泳エリアや施設が用意されています。
一方で、人口が少ない、もしくは漁業や農業が中心の小さな離島には、遊泳向けに整備された海水浴場がない場合もあります。自然の浜辺で泳ぐことは可能でも、監視員やシャワーなどの設備がないことが多いため、注意が必要です。
海水浴場の有無を調べる方法
- 各自治体や観光協会の公式サイトで「◯◯島 海水浴場」と検索する
- Googleマップで「海水浴場」や「ビーチ」と検索して地図から確認する
- ブログやSNSで実際の訪問記録をチェックする
特に小さな島の場合、地元の人しか知らない穴場スポットが存在することもあり、検索しても出てこないことがあります。その場合、役場や観光案内所に直接問い合わせるのが確実です。
実例:海水浴場がない離島
例えば、長崎県の一部の小さな有人島(例:池島)では、かつて炭鉱で栄えていた歴史はあるものの、観光化は進んでおらず、正式な海水浴場は整備されていません。浜辺はありますが、波が高い・岩場が多いといった理由で遊泳には不向きです。
また、漁港が主体の離島では船の往来が多く、遊泳自体が禁止されている場所もあります。
注意点:海での遊泳には危険もある
整備されていない浜辺での遊泳は、急な深み、離岸流、クラゲなどのリスクがあります。監視員がいない場合、万が一の事故が起きた際に助けを呼ぶことも難しくなります。
また、島によっては漁業が盛んで網や漁具が海に設置されていることもあり、誤って絡まってしまう危険もあります。
まとめ:離島に海水浴場があるとは限らない
離島=海水浴ができる、というイメージは必ずしも正確ではありません。観光インフラが整った島には海水浴場がありますが、そうでない島には設備がなく、遊泳が危険な場合もあります。
離島での海遊びを予定する際は、事前に現地の海水浴場の有無や安全対策を確認し、安全で楽しい旅行を楽しみましょう。


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