JRの特急列車に乗車する際、乗車券と特急券の両方が必要になるのはご存知でしょうか。特に「青春18きっぷ」と「チケットレス特急券」を併用して乗車するケースでは、正しい利用方法を理解しておくことが重要です。本記事では、その合法的な運用方法と、現場で問題視される不正乗車の実態について解説します。
青春18きっぷと特急券の関係とは?
「青春18きっぷ」は、普通列車・快速列車のみ乗車可能な特別乗車券であり、本来は特急列車には利用できません。しかし、特急券を別途購入すれば特急列車に乗れると誤解している人がいるため、注意が必要です。
実際には、18きっぷは「乗車券の代わり」にはなりますが、特急券を追加で購入すれば「その列車に乗れる」わけではありません。JRの規則では、特急列車に乗るには乗車券が必要であり、青春18きっぷは特急に対しての乗車券としては使えません。
チケットレス特急券とは?
「チケットレス特急券」は、スマホやICカードで利用できるデジタル特急券で、特定の割引やサービスがついている便利なシステムです。ただし、これは特急料金のみの支払いであり、別途乗車券が必要です。
つまり、チケットレス特急券だけでは乗車できず、「乗車券+チケットレス特急券」が揃ってはじめて正規の乗車扱いになります。
違反になるパターンとは?
たとえば、青春18きっぷ+チケットレス特急券で特急「あずさ」などに乗った場合、これはJRの規則に違反していることになります。なぜなら、青春18きっぷは「特急列車への乗車自体を認めていない」ためです。
また、検札の際に18きっぷとチケットレス特急券の組み合わせを見せると、乗車券として認められず、無賃乗車(キセル行為)として扱われる可能性があります。
JRの対応と取り締まりの現状
JR各社では不正乗車に対して厳しい対応を取っています。検札時に不正が発覚した場合、その場で精算+違約金(場合によっては倍額請求)となるほか、悪質と判断されれば警察へ通報されるケースもあります。
しかし現実には、繁忙期や混雑時にすべての乗客を検札するのは困難なため、抜け道を狙う不正利用者が存在してしまうのが実態です。
正しい切符の買い方・安心して利用するために
もし18きっぷで移動していて、どうしても特急に乗りたい場合は、区間ごとの乗車券+特急券を購入し直す必要があります。
あるいは最初から乗車区間を考えて、特急利用が想定される場合は18きっぷを選ばず、通常の乗車券やおトクなきっぷ(えきねっとトクだ値等)を利用するのが確実です。
まとめ:ルールを守って快適な鉄道旅を
青春18きっぷとチケットレス特急券を組み合わせて特急に乗るのは、JRの規則に反する行為です。違反が発覚すれば重いペナルティを課せられる可能性があります。正しい知識を持ち、ルールに従った利用を心がけることで、不快な思いをせず安心して鉄道旅行を楽しみましょう。

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