国内線の飛行機では、食品の持ち込みに対する規制は国際線と比べて比較的緩やかです。しかし、液体や半固体の食品については、保安検査場を通過する際に注意が必要です。特にお土産や手作りの食品を持ち運ぶ際には、あらかじめルールを確認しておくと安心です。
■パックに入ったあんこは機内に持ち込める?
あんこは、形状によって扱いが異なります。特にレトルトパウチやチューブなどに入った「やわらかめのあんこ」は「半固体」に分類され、保安検査では液体物と同様に扱われることがあります。そのため、手荷物での持ち込みには注意が必要です。
液体扱いになると、100ml以下の容器に入れ、ジッパー付き透明袋に収める必要があります。そうでない場合は、スーツケースに入れて預け入れ荷物にするのが無難です。
■瓶に入ったジャムは持ち込み可能?
瓶詰めのジャムは明確に「液体」として扱われます。そのため、容量が100mlを超える場合は、手荷物では保安検査を通過できません。国内線であっても、保安検査場で没収される可能性が高いため、預け入れ荷物に入れるのが確実です。
また、瓶は割れ物でもあるため、預け入れる際にはタオルなどで包み、衝撃対策をすることをおすすめします。
■手荷物検査で気をつけるべきポイント
- 100mlを超える液体・ジェル状のものは機内持ち込み不可
- 100ml以下でも、ジッパー付き透明袋に1L以内、1人1袋まで
- 迷ったら預け入れ荷物にする方が安全
これは国内線・国際線共通のルールであり、液体・半固体・ジェル類には共通して適用されます。
■お土産用にするならどう運ぶ?
お土産としてあんこやジャムを運ぶ場合は、購入時に「飛行機に持ち込みたい」と伝えると、店側が適したパッケージかどうか案内してくれることもあります。また、預け入れの際には、梱包が破損しないように念入りな保護が大切です。
特に瓶詰めは衝撃に弱いため、衣類でくるんでスーツケースの中央に配置するなど、工夫しましょう。
■まとめ:あんこもジャムも預け入れが安心
国内線であっても、液体・ジェル状の食品は保安検査で引っかかることがあります。パック入りあんこや瓶詰めジャムは、預け入れ荷物にすることで安心・安全に運べます。
飛行機旅でお土産を持ち帰る際は、「液体扱いかどうか」を意識して、適切な準備をしておくのがトラブル回避のポイントです。

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