近年、上海ディズニーランドのチケット予約には「Klook」などの海外予約サイトを利用する人が増えています。ただし、クレジットカードで決済する際の手数料や通貨の扱いには注意が必要です。この記事では、実際にKlookを利用してチケットを購入する際に発生する可能性のある手数料や、その回避方法について詳しく解説します。
Klookでチケットを購入すると海外利用扱いになる?
Klookは本社が香港にあるグローバル企業で、日本語対応のサイトも運営していますが、決済処理は海外(香港など)で行われることが一般的です。そのため、たとえ日本語サイトで予約しても、使用するクレジットカード会社によっては「海外利用」として3%前後の事務手数料が発生することがあります。
例えば、VISAやMastercardの場合は明細に「海外利用手数料」などと記載されることがあり、AMEXは別途円換算された額に加算されるケースもあります。
国内発行カードでも海外事務手数料が加算されることがある
主要な日本のカード会社では以下のような手数料がかかる場合があります。
- 三井住友カード:海外事務手数料2.2%
- 楽天カード:海外利用時1.63%
- JCB:約1.6%〜
この手数料は、予約確定時には見えないこともあるため、決済通貨(HKDなど)や手数料の有無を事前に確認することが重要です。
Klookでの決済時にできる工夫と通貨の選び方
Klookでは、多くの場合「通貨の選択」が可能です。たとえば、JPY(日本円)での支払いを選択すれば、クレジットカード会社によっては海外手数料が抑えられるケースもあります。
ただし、JPY決済を選んでも実際のカード処理が海外処理になる場合は、手数料がかかる可能性は残ります。最も安心なのは、海外事務手数料のかからないカードを使うことです。例えば、セゾンパール・アメリカン・エキスプレスカード(QUICPay払いで海外手数料無料)などが人気です。
他サイトと比較したKlookのメリット・デメリット
Klookの最大の魅力は「割引クーポンや即時発行可能な電子チケット」がある点ですが、以下のような点にも注意しましょう。
| サイト名 | 特徴 | 手数料のリスク |
|---|---|---|
| Klook | 安価・スマホ完結・日本語OK | 海外決済手数料がかかる可能性 |
| KKday | アジア系商品に強い・キャンペーンが多い | 同様に海外扱い |
| 楽天トラベルなど国内系 | 国内決済で安心・ポイント付与 | 価格はやや高め |
確実に手数料を避けたい場合やポイントを重視するなら、国内系の予約サイトを検討するのも手です。
ホテル予約もKlook経由の場合はどうなる?
Klookではチケットだけでなく、ホテル予約も可能です。宿泊施設によっては「現地払い」を選べることもあり、その場合は予約時に決済が発生せず、チェックイン時に現地通貨で支払う形式となります。
ただし、事前決済にすると航空券や他のオプションと一括予約ができるなどのメリットがあるため、総合的な利便性でKlookを選ぶ価値も十分あります。
まとめ|Klookでのチケット購入時はカード会社の条件を確認しよう
Klookで上海ディズニーのチケットを購入する際は、クレジットカードの「海外決済扱い」となる可能性が高い点を理解しておくことが大切です。事前にカード会社の手数料をチェックし、可能なら手数料無料のカードを利用しましょう。また、通貨を「JPY」に設定するなどの対策も有効です。
それでもKlookは、チケット価格が割安で操作も簡単という点で大きな魅力があります。費用を少しでも抑えたい方にとっては、十分に選択肢に入るサービスです。

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