JALやANAの上級会員を目指す「修行」は、日本のマイラー界でも広く知られた活動ですが、近年注目されているのがモロッコの国営航空会社「ロイヤルエアモロッコ(RAM)」を利用したワンワールドエリートステータスの獲得方法です。この記事では、RAM修行の基本と、年初に行うことで得られるメリットについて詳しく解説します。
ロイヤルエアモロッコ修行とは?
ロイヤルエアモロッコはワンワールドアライアンスに加盟しており、同社の「Safar Flyer」プログラムでGoldエリート以上を獲得することで、JALを含むワンワールド加盟各社でステータス特典を享受できます。
特にGoldエリートを取得すると、JALラウンジ利用、優先搭乗、追加手荷物許容量などの特典が受けられるため、JAL修行の代替手段として注目されています。
ステータスの有効期間と「年初修行」の意味
RAMのステータスは、取得月の翌月から12か月間有効です。つまり、1月に獲得すると翌年の1月末まで、12月に獲得すると翌年の12月末までという仕組みです。
この点においては、JALの「年度単位」(1〜12月の搭乗実績に基づく)とは異なりますが、早めに修行を完了することで1年近くステータスをフル活用できるという点では同様に年初修行にメリットがあります。
RAM修行が注目される理由
ロイヤルエアモロッコでは、プロモーションなどにより比較的低いハードルで上級ステータスを獲得できる時期があります。たとえば過去には「ファストトラックキャンペーン」により、1往復程度でGoldが付与されたケースもありました。
こうしたチャンスを狙うことで、JALやBAよりも遥かにコストを抑えてワンワールドステータスを手に入れることが可能です。
注意点:JALステータスと違う点も
RAMのステータスはSafar Flyerプログラムに依存しており、JGC(JALグローバルクラブ)のような「生涯維持」の特典はありません。1年限りで失効するため、更新が必要です。
また、JALと比べると日本国内での利便性(優先チェックインや国内線ラウンジ利用など)は多少制限されることもあるため、用途に応じた選択が重要になります。
RAM修行に適した時期とルート例
1月〜3月の早い時期に修行を行うことで、1年を通してワンワールド特典を活用しやすくなります。ルート例としては、ヨーロッパ発モロッコ経由のビジネスクラスが安価で販売されているケースがあり、欧州在住や周遊旅行と組み合わせた修行が効率的です。
過去には「カサブランカ発→チュニス→パリ→カサブランカ」のような周回ルートが人気でした。
まとめ|RAM修行は年初に始めるのが理想的
ロイヤルエアモロッコ修行でも、年初にステータスを取得することで恩恵を最大化できます。JAL修行と異なり12か月単位の有効期間ではありますが、なるべく早い段階でゴールドエリートを獲得することで、ワンワールド各社での旅行がより快適になります。キャンペーン情報もこまめにチェックし、効率的なルートとタイミングでの修行を目指しましょう。


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