東海道・山陽新幹線「こだま」の長時間停車駅と所要時間の実態とは?

鉄道、列車、駅

東海道・山陽新幹線の各駅に停車する「こだま」は、のぞみ・ひかりと比べて時間がかかる一方で、自由な旅のペースを楽しめる列車として人気です。この記事では、こだま号が途中駅で後続の列車に追い越される際の停車時間やその特徴について、主要駅を除いた情報を中心にご紹介します。

こだま号の運行形態と追い越し停車の仕組み

こだま号は原則としてすべての駅に停車し、その間に「のぞみ」や「ひかり」といった速達タイプの列車に追い抜かれる場面が多々あります。これを可能にしているのが複線区間と追い抜き可能な構造をもつ駅です。

そのため、こだまはダイヤ上で長めの停車時間が設定されており、旅客の乗降よりも、後続列車の通過待ちが主目的となる停車が多くあります。

最も長く停車する駅の一例

例えば、三河安城駅では最大で8分以上停車する場合があります。これは、のぞみ・ひかりの通過待ちを2本分こなす必要があるダイヤ構成になるときです。

また、新富士駅や新岩国駅などでも、5〜7分程度の停車が確認されています。これらは時刻表からも確認でき、乗客にとっては一時的なリフレッシュタイムにもなります。

東海道新幹線区間での長停車駅

  • 三河安城駅:6〜8分
  • 新富士駅:5〜6分
  • 掛川駅:4〜6分

これらの駅は、のぞみが停車しない分、追い越しを受ける場面が多く、その分停車時間が長くなっています。

山陽新幹線区間での注目停車駅

  • 新岩国駅:最大7分程度
  • 徳山駅:5〜6分
  • 相生駅:4〜5分

これらは列車の本数が少ない地域である分、追い越し調整のために停車時間が確保されています。

長時間停車の利点と楽しみ方

一見不便に感じる長時間停車ですが、実は以下のようなメリットがあります。

  • トイレや売店の利用がしやすい
  • 車内での時間をゆったり過ごせる
  • 景色を楽しんだり、写真撮影をする余裕がある

特に子連れの方や、急がず旅を楽しみたい方には、こだま号は隠れた“スローな旅”の味方です。

こだま号を利用する際の注意点

こだま号はのぞみより所要時間が長く、ダイヤによっては途中での長時間停車が繰り返されます。そのため、急ぎの場合には適さないケースもありますが、目的に応じて選ぶと旅の質が向上します。

また、駅によってはホームに売店がない場合もあるので、必要なものは乗車前に準備しておきましょう。

まとめ:こだま号の停車時間は旅のスパイス

こだま号は速さではなく“ゆとり”に価値を見出す旅のスタイル。途中駅での長時間停車も、旅のペースを整える時間として前向きに楽しめば、より豊かな移動体験が得られます。時間に余裕があるなら、こだまで日本をゆっくり旅してみるのも一つの選択肢です。

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