夏のヨーロッパ旅行で本当に暑い国・都市は?40℃超えの熱波とエアコン必須の地域を解説

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かつて「ヨーロッパの夏は過ごしやすい」と言われていましたが、近年は気候変動の影響もあり、7月〜8月を中心に各国で猛暑日が頻発しています。この記事では、夏に40℃を超えることもあるヨーロッパの暑い地域や、旅行時の注意点、避暑に適したエリアまで詳しく紹介します。

イタリア中部〜北部はヨーロッパ有数の猛暑地帯

イタリアでは、ボローニャ(Bologna)やフィレンツェ(Firenze)が特に暑さが厳しい都市として知られています。例年7月・8月は35℃以上が連日続き、40℃を超える日も珍しくありません。

フィレンツェは盆地に位置し、風が抜けにくいため体感温度がさらに高くなります。夜になっても気温が下がらず、ホテルではエアコンなしでは眠れないことも。

意外と暑いフランスとスペインの内陸部

近年注目されているのが、フランス・スペインでの熱波です。特にフランス南部(アヴィニョンやニームなど)や、スペイン内陸のセビリア、コルドバでは夏季に40℃超えが頻繁に観測されています。

パリも「夏は涼しい都市」のイメージを覆し、2022年以降は複数回にわたって40℃を超える記録的猛暑を観測。地下鉄には冷房がない車両も多く、観光には注意が必要です。

比較的過ごしやすい都市と避暑候補

一方、北欧(スウェーデン・ノルウェー・フィンランド)は、夏でも25℃前後の快適な気候が続くため避暑におすすめです。

また、イギリス(特にスコットランド)も夏に30℃を超えることはまれで、湿度も比較的低く快適に過ごせます。ただし、宿泊施設によってはエアコンが設置されていないこともあります。

実際の旅行者の声:2023年・2024年の体験例

2023年7月にボローニャを訪れた旅行者の体験では、「連日38〜41℃で日中は屋外に出る気が起きなかった。日陰でも汗が止まらず、午後は宿に避難していた」との声が。

一方、同時期にスイスのルツェルンに滞在した旅行者は「昼間は25〜27℃、朝晩は20℃を下回ることもあり、快適そのものだった」と報告しています。

エアコンの有無は必ず確認を

近年はヨーロッパでも猛暑対策として冷房設置が増えつつありますが、それでもまだホテルやアパートメントの多くは扇風機や窓開け対応にとどまる施設も存在します。

予約時には”air conditioning”や”climatisation”の表記があるかを必ず確認しましょう。特にイタリアやスペインの都市部では、エアコンがあるかどうかが快適さを大きく左右します。

まとめ

夏のヨーロッパ旅行で「暑さが厳しい都市」は確実に存在し、フィレンツェ、ボローニャ、セビリア、パリなどは40℃を超えることもあるため、訪問時期や過ごし方に注意が必要です。

快適な旅を求めるなら、北欧・アルプス周辺・イギリス北部などの避暑地を検討するのがおすすめ。宿泊施設選びでは冷房設備の有無を確認し、無理のないスケジュールを組みましょう。

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