飛行機に乗っていて「ガタン!」と強く揺れる着陸を経験したことがある方も多いのではないでしょうか。その原因のひとつが横風(クロスウィンド)。特に着陸時は風向きが安全性に大きく影響します。今回は、横風着陸の基本知識と、実際に体験した「怖かった」搭乗者の声、さらに安全対策について解説します。
横風着陸とは?なぜ危険なのか
飛行機は通常、風上に向かって離着陸しますが、天候次第で滑走路の向きと風向きが一致しない場合も。その際、飛行機は斜めから風を受けながら着陸することになります。
この状態を「横風着陸(クロスウィンド・ランディング)」といい、滑走路と平行に降りられないため、技術が問われる着陸方法となります。
実際の体験談:旅客の声から
成田空港での強風の日:ある搭乗者によると、着陸直前に機体が斜めになりながら大きく揺れ、「翼が地面にぶつかるのでは」と恐怖を感じたそうです。
関西空港での突風:別の例では、着陸直後に機体が右に大きく振れ、乗客全員が座席にしがみつくほどの揺れだったという声も。
操縦士が行う横風対策とは
経験豊富なパイロットは横風に備えて「クラブアプローチ」や「ウイングローアプローチ」などのテクニックを駆使しています。
- クラブアプローチ:機体を風上に向け斜めのまま進入し、最後の瞬間に機体をまっすぐにする方法。
- ウイングロー:片翼を下げて風を受け流しながらアプローチする方法。
また、風速・風向・滑走路条件などにより、最終的には着陸を断念して「ゴーアラウンド(着陸やり直し)」を選択することもあります。
怖いけれど安全?航空業界の取り組み
航空会社と管制機関は、事前の天候チェックと着陸方向の調整でリスクを軽減しています。特に風速制限を超えた場合、飛行機は着陸を強行せず、安全を最優先に運航されます。
また、大型旅客機は構造的に高い耐風性を持ち、着陸装置やサスペンションも衝撃を吸収できるよう設計されています。
知っておきたい:横風着陸に強い空港と注意すべき空港
羽田・成田空港:複数滑走路があるため、風向に応じた着陸が可能。比較的安全。
新千歳・那覇空港:強風日が多く、横風対応が日常的。旅客も揺れを覚悟するケースあり。
関空・福岡空港:海風や都市風の影響で横風のリスクも。パイロットも経験を積む必要があります。
まとめ:不安でも知っていれば安心につながる
横風着陸は、操縦士にとっても高難度な操作のひとつですが、航空機の設計・訓練体制・運航判断が一体となって、安全に運航されています。
搭乗者としては事前に「横風の日は揺れるかも」と知っておくだけで、不安がぐっと軽減されます。大空の旅をもっと安心して楽しみましょう。


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