鹿児島空港の利用者数はなぜ多い?ランキング上位の理由は「離島便」にあった

飛行機、空港

鹿児島空港は地方空港でありながら、日本の空港利用者数ランキングで全国9位にランクインすることもある注目の空港です。しかし幹線+国際線のみの利用者数に限ると、ランク外に下がるという現象も見られます。この記事では、この理由と背景を「離島便」の重要性に焦点を当ててわかりやすく解説します。

鹿児島空港の基本構造と便種別

鹿児島空港は、国内幹線(羽田・伊丹など)・地方路線(福岡・那覇など)・離島路線(奄美群島・種子島・屋久島など)・国際線(韓国・台湾など)を扱っています。特に目を引くのが県内離島便の多さです。

2023年度の国土交通省航空統計によれば、鹿児島空港から発着する便のうち、県内の離島路線が占める割合は非常に高く、離島路線だけで年間200万人を超える利用者数を誇ります。

幹線+国際線だけでは順位が下がる理由

例えば、羽田・伊丹・成田といった大都市との幹線や、韓国・台湾・上海などの国際線利用者を合計しても、鹿児島空港の利用者数は全国ランキングの上位からは外れてしまいます。これは、離島路線が全体の利用者数を大きく押し上げているためです。

実際に2023年度のデータでは、幹線と国際線利用者を合わせた数よりも、離島路線単体での利用者数の方が多いという現象が起こっています。

なぜ離島便の需要が高いのか?

鹿児島県は、全国最多の有人離島数を抱えており、移動手段として空路が必須です。フェリーでの移動は天候に左右されるため、安定した移動手段として航空機が選ばれやすい背景があります。

また、医療・教育・行政など生活に直結する目的での利用も多く、ビジネス利用や観光だけでなく、「生活路線」としての役割が強いのも特徴です。

実例で見る離島路線の活発さ

たとえば奄美大島・種子島・屋久島などへの便は1日数便が運航されており、住民の足として定着しています。中にはプロペラ機を使用する短距離路線もあり、ANAやJALの地域子会社である日本エアコミューター(JAC)が多数の路線を運航しています。

特に奄美大島路線は年間100万人近くが利用しており、鹿児島空港の利用者数を大きく支える存在です。

まとめ|鹿児島空港の強さは「生活インフラ」としての空路にあり

鹿児島空港が全国の空港利用者数ランキングで上位に位置する理由は、幹線や国際線だけでなく、離島とのネットワークが充実している点にあります。幹線+国際線だけで見るとランク外になるのは、裏を返せば離島便の影響力が非常に大きいということです。

今後も鹿児島空港は、観光・ビジネス・生活支援を支える重要なハブとして機能し続けるでしょう。

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