予算50万円で南米4カ国を巡る旅は可能か?3週間で回る現実的なルートと費用の考え方

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ペルー・エクアドル・コロンビア・ブラジルの4カ国を3週間、予算50万円で周遊するプランを立てるには、緻密な計画とメリハリのある予算配分が求められます。特に物価や移動費が読みにくい南米では、優先順位をつけて旅程を組むことが成功のカギとなります。

南米旅行の基本費用を見積もる

まず渡航費は大きなウェイトを占めます。日本から南米までの往復航空券は時期により異なりますが、安く抑えられても20万円〜25万円程度が相場です。

一方、現地での生活費や移動費は国によって大きく異なり、安価なペルーやエクアドルと、物価の高いブラジルでは1日あたりの出費に差が出ます。平均的には1日6,000〜9,000円程度と見積もるのが現実的です。

ペルー・エクアドル・コロンビアは比較的旅しやすい

この3カ国は比較的物価が安く、陸路やLCCでの移動がしやすい地域です。たとえばペルーからエクアドルへはバスで国境を越えるルートも多く、安価でアクセス可能です。

また、都市間移動でも1,000〜3,000円台の長距離バスが多数運行されているため、時間に余裕があれば飛行機を使わずに移動費を抑えることも可能です。

ブラジルは費用と時間の壁が大きい

最も課題となるのがブラジルへの移動と滞在費です。広大な国土ゆえに移動に国内線が不可欠なケースが多く、LCCを活用しても5,000〜15,000円以上はかかります。

また、食費や宿泊費もやや高めで、バックパッカーでも1日あたり8,000円以上かかる可能性があります。

現実的な3週間のルート例

  • 【1週目】日本→リマ(ペルー)→クスコ(マチュピチュ観光)
  • 【2週目】ペルー→エクアドル(キト、赤道記念碑)→バスでコロンビアへ
  • 【3週目】コロンビア(ボゴタ・カルタヘナ)→日本へ帰国

このルートなら渡航費+現地滞在費で45万円前後で抑えられる可能性があります。ブラジルは今回は除外する方が無理のない行程と言えます。

費用の内訳目安(3週間)

項目 金額(円)
日本〜南米往復航空券 220,000
現地移動(LCCやバス) 50,000
宿泊費(21泊×5,000円) 105,000
食費・雑費 90,000
合計 約465,000

このように、航空券の価格次第でギリギリ予算内に収めることが可能ですが、ブラジルまで含めると現実的には予算オーバーのリスクが高くなります。

まとめ:優先順位をつけて旅の満足度を高めよう

3週間・50万円の予算で南米4カ国すべてを巡るのは非常にタイトなプランですが、ペルー・エクアドル・コロンビアの3カ国に絞れば十分現実的です。

無理に国数を増やすよりも、1国ごとの滞在を充実させることが満足度の高い旅につながります。特に南米は移動距離と治安を考慮し、余裕を持ったスケジュールで旅を楽しんでください。

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