中国人との国際結婚を予定している日本人にとって、「旅行ビザのままで現地で結婚・滞在できるのか?」という疑問は非常に重要です。本記事では、中国での婚姻手続きとビザ要件をわかりやすく解説し、注意すべきポイントも併せて紹介します。
中国での結婚は旅行ビザでも手続き可能
まず前提として、中国では日本人が旅行ビザ(Lビザ)で滞在中でも現地の婚姻登記所で結婚手続きを行うことは可能です。ただし、必要な書類と条件を満たしていることが前提となります。
必要な書類には、日本の独身証明書(婚姻要件具備証明書)やパスポート、戸籍謄本(翻訳付き)などが含まれます。これらは中国語に翻訳し、在中国日本領事館または外務省認証を受ける必要があります。
ただし「そのまま滞在」するのは基本的に不可
結婚が成立したとしても、旅行ビザは短期滞在用(30日~90日)であり、そのまま無期限で滞在することは法律上できません。
長期的な滞在を希望する場合は、結婚後に中国国内でビザの切り替え手続きを行う必要がありますが、旅行ビザからの直接切り替えは認められないケースが多く、一度日本へ帰国して配偶者ビザを申請する必要があることもあります。
中国における「配偶者ビザ(Q1ビザ)」への切り替え
中国で正式に婚姻登記を済ませた後、長期滞在を希望する場合は「Q1ビザ(家族訪問)」を取得する必要があります。このビザは、滞在期間が180日を超える場合に適用されます。
Q1ビザの申請は通常、日本国内の中国大使館または総領事館で行います。必要書類には婚姻証明書、中国人配偶者の身分証明書コピー、招待状などが含まれます。
Q2ビザや他の選択肢も存在する
もし短期間の再訪を希望する場合は、「Q2ビザ(短期家族訪問)」を利用する選択肢もあります。このビザは180日以内の滞在が可能で、比較的取得しやすいのが特徴です。
また、中国での就労や留学を視野に入れる場合は、それに応じた別のビザ(Zビザ、Xビザなど)の検討も必要となります。
現地に留まる“裏技”的手法はあるのか?
一部では「中国国内で旅行ビザから滞在ビザに切り替えられた」という事例も報告されていますが、これは例外的措置であり、全ての地域・状況で通用するわけではありません。現地の出入国管理局の判断次第であり、安定した滞在を希望するなら正式ルートを経るのが安全です。
まとめ:旅行ビザでの結婚はOKだが、滞在には配偶者ビザが必要
旅行ビザで中国に渡り、結婚手続きを行うことは可能ですが、そのまま長期滞在することは原則不可です。安定的に滞在するためには、結婚後に配偶者ビザ(Q1ビザ)を取得する必要があります。
スムーズな国際結婚と滞在のためには、事前に在中国日本大使館や現地の出入国管理局、ビザ専門の行政書士などへ相談することをおすすめします。

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