Googleマップで見ると何もないように見える鹿児島県十島村・悪石島。でも、住民はどうやって収入を得て、車を維持しているのでしょうか。本記事では、一次産業を中心に暮らしの実態を地域の制度や具体例を交えて紹介します。
一次産業が中心の島の経済構造
悪石島は漁業、農業、畜産業が基盤です。特に仔牛の飼育や高級魚の一本釣り漁が主な収入源となっています。
島には50〜70人ほどの住民がおり、水揚げされた魚や農作物は村営フェリーで本土へ運ばれ、市場で販売されています。
商店・給油所・観光関連の仕事も重要
島には住民向けの商店やガソリンスタンドがあり、日用品販売と燃料補給の役割を担っています。
地域おこし協力隊の商工観光支援員がSNS等で島の魅力を発信し、観光客向けの商品開発も行われており、観光収入の底上げに貢献しています。
公共支援と離島振興制度の活用
離島振興法に基づく補助金や、低コストの高速・通信インフラ整備、水道・港湾など公共設備への支援が収入の安定に寄与しています。
住民一人あたりの所得は全国平均の4割程度ですが、公的支援により最低限の生活水準が保たれています。
自動車保有の仕組みと維持方法
車は軽トラックや軽自動車が主で、漁業・農作業や買い出しに不可欠です。
車両購入時には島・村・県の補助制度があり、メンテナンスや燃料補助も支援されることが多く、住民の負担が軽減されています。
島暮らしのリアルな事例
例えば、ある家族は夫婦で漁と農業を兼業し、仔牛出荷と漁獲で収入を得つつ、軽トラ1台で生活全体をカバーしています。
また、地域おこし協力隊員が島に移住し、商店運営や観光案内、給油所業務を担うことで雇用と交流が維持されているケースもあります。
まとめ
・収入源は漁業・畜産・農業+商店・給油所・観光の複合型
・離島振興制度、公的補助で住生活・インフラを支える
・車は生活必需品。補助を活用して維持されている
・地域協力体制により小さな島でも「暮らせる仕組み」が整っている
悪石島は見た目以上に地域の知恵と制度が支える、生活力のある離島なのです。


コメント