三重県は伊勢神宮をはじめとした観光地に恵まれ、訪れる人々にとってお土産選びも旅の楽しみのひとつです。特に和菓子や銘菓のレベルが高く、地元で長年親しまれてきたお菓子が多数あります。この記事では、三重県のお土産に最適なお菓子を厳選して紹介します。
赤福餅:三重土産の王道
伊勢神宮の門前町・おかげ横丁発の「赤福餅」は、三重県を代表する和菓子。もち米の餅にこし餡を巻きつけた素朴ながらも上品な味わいで、長年愛されています。
日持ちは短め(製造日含めて3日程度)ですが、観光客に最も人気のある定番中の定番です。伊勢に行ったらまずは外せない一品でしょう。
なが餅:四日市の老舗が誇る逸品
四日市名物の「なが餅」は、約500年の歴史をもつ伝統菓子。平たく伸ばした餅に粒あんを包み、両面を香ばしく焼き上げた和菓子で、素朴な味わいが魅力です。
笹井屋のなが餅が特に有名で、東海道のお茶請けとして親しまれてきました。
へんば餅:伊勢参拝のおともに
「へんば餅」は伊勢市にある「へんばや商店」が手がける伝統の和菓子で、馬を返す「返馬所」にちなんだ名称です。柔らかい餅にこし餡を包み、表面をこんがり焼いたシンプルながらも奥深い味。
赤福に次ぐ伊勢の定番として、地元住民にも根強い人気を誇ります。
鈴鹿のかりんとう饅頭:カリッとした食感がやみつきに
鈴鹿市周辺で人気が高いのが「かりんとう饅頭」。黒糖風味の生地を揚げてパリッと仕上げ、中にはしっとりとしたこし餡がたっぷり。揚げたてが一番おいしく、出来立てを購入できる店では行列も。
地元でおすすめされるのは「虎屋ういろ」や「鈴鹿やまもと」の一品。
二軒茶屋餅:伊勢の隠れ名物
江戸時代から続く伊勢の老舗「二軒茶屋餅角屋本店」で作られる、よもぎ餅にこし餡をのせた「二軒茶屋餅」。草餅の香りとあんこの甘さが絶妙にマッチした名品です。
こちらも日持ちは短めですが、地元民に愛され続けている実力派です。
洋菓子なら「ブランカのシェル・レーヌ」
洋菓子派には鳥羽市の「ブランカ」が販売する「シェル・レーヌ」がおすすめ。貝の形をしたマドレーヌで、三重県産の小麦や卵を使い、しっとりと焼き上げた一品です。
賞味期限も比較的長く、配り土産にも最適。空港やサービスエリアでも購入可能です。
まとめ:三重土産は「赤福」だけじゃない
三重県には「赤福餅」だけでなく、地域に根ざした魅力的なお菓子がたくさんあります。老舗和菓子から今風の洋菓子まで、シーンや相手に合わせて選べるのも魅力。
伊勢、四日市、鈴鹿など各エリアでそれぞれ個性ある銘菓があるため、旅行中にいろいろなお店をめぐってみるのもおすすめです。


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