空港の最前線で活躍するグランドスタッフ(地上職)は、JALやANAといった大手航空会社の顔とも言える存在です。華やかな制服や丁寧な接客の印象が強い一方で、実際には想像以上に体力が求められる仕事でもあります。本記事では、JAL・ANAの本体採用グランドスタッフの仕事内容と、肉体労働に該当する実態について解説していきます。
グランドスタッフの主な仕事内容とは
グランドスタッフの仕事は大きく分けて以下の業務に分類されます。
- カウンターでのチェックイン・手荷物預かり
- 搭乗口での案内・改札業務
- 到着客の案内と手荷物返却の対応
- 航空機のスケジュール変更や遅延への対応
接客対応のイメージが強い職種ですが、実際には空港内を移動しながらの業務も多く、長時間立ち仕事が基本です。
JAL・ANA「本体採用」の特徴と違い
JALやANAには本体採用とグループ会社採用があります。
本体採用は総合職的な位置づけで、将来的に本社部門やマネジメントに携わる可能性もあるキャリアパスが期待されます。
一方、現場での業務内容はグループ会社採用と大きく変わらない場合もあり、肉体的な負担が軽減されているということはありません。
どこが「肉体労働」なのか?
一般的なオフィス業務と比較すると、以下の点で肉体労働的な側面があります。
- 立ち仕事・歩き回りが多い:搭乗ゲートから到着ロビーまで移動距離が長い。
- 重い荷物を扱う場面も:特にカウンターでの手荷物対応時に持ち上げる動作がある。
- 時間帯が不規則:早朝・深夜のシフトや長時間勤務も多い。
これらの点から、完全なデスクワークと比較すれば確実に体力を要する職種と言えるでしょう。
現場の声:本体採用でも体力勝負?
実際にJAL・ANAの本体でグランドスタッフとして働いた経験のある方の声を紹介します。
「1日平均1万歩以上は歩きますし、スーツ姿で小走りすることも日常茶飯事。クレーム対応や天候による対応変更など、心身共にハードです。」
「体力はもちろん、冷静な判断力とマルチタスク力も必要。華やかさ以上に実務の厳しさが際立つ仕事です。」
適性が求められるスキル・体力
この仕事で活躍するには、以下のスキル・体力が重要です。
- 長時間の立ち仕事に耐えられる体力
- 状況判断と即時対応能力
- 語学力(特に英語)
- 周囲と協調して働けるチームワーク
見た目以上に身体的・精神的なタフさが求められることが分かります。
まとめ:本体採用でも現場はハードワーク
JAL・ANA本体採用のグランドスタッフは、会社の規模に関係なく「現場の最前線」で働く職種であり、肉体労働的な側面が強いことは間違いありません。
とはいえ、その分やりがいも大きく、航空業界のダイナミズムを日々肌で感じられる魅力的な職種でもあります。目指す方は、体力・気力の準備もぜひしておきましょう。


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