日本に中長期在留する外国人に発行される「在留カード」は、在留資格や期間に基づいて発行され、定期的に更新が必要です。本記事では、在留カードの右上に記載されている12桁の番号が更新時にどうなるか、またカード更新時の注意点などについて解説します。
在留カードの12桁番号とは?
在留カードの右上に記載された12桁の英数字(例:AB1234567890)は「在留カード番号」と呼ばれる識別番号です。この番号は個別のカードに付与され、入国管理局のデータベース上での本人確認に使用されます。
この番号は基本的にカード1枚につき1つ固有に割り当てられ、新しいカードが発行されるたびに変更されます。
在留カード更新時に番号は変更されるのか?
はい、在留カードの更新や再発行を行うと、新しい在留カードが発行され、番号も新しくなります。
理由としては、更新時には新たな在留カードとして発行処理がされるため、前の番号は無効となり、新たな識別番号が付与されるためです。例えば、紛失や損傷による再交付、期限切れによる更新など、いずれのケースでも同様です。
在留カード番号が変わることで起こる影響
在留カード番号が変更されることで、以下のような場面で注意が必要です。
- 雇用先・学校・市役所への情報更新
- 銀行や携帯会社などへ提出済の本人確認書類の差し替え
- マイナンバー関連手続きの再確認
企業や機関によっては「在留カード番号の変更届」を求めることもあるため、新カードを受け取ったら速やかに通知するのが安心です。
在留カードの更新方法と必要書類
在留カードの更新は、現在のカードの有効期限が近づく前に、最寄りの出入国在留管理庁で行います。必要書類には以下のようなものがあります。
- 更新申請書
- パスポート
- 現在の在留カード
- 顔写真(指定サイズ)
- 在留資格により補足資料(雇用証明書など)
更新が完了すると、その場で新しい在留カードが交付され、12桁の番号も新しいものになります。
旧在留カードはどうする?
旧カードは更新時に回収されるのが一般的ですが、一部の出入国在留管理局では希望すれば「穴を開けて返却」してもらえることもあります。個人の記録や履歴保管として残したい方は、更新時に窓口で相談してみるとよいでしょう。
まとめ
在留カードの右上の12桁番号は、カードの更新や再交付によって必ず新しい番号に変更されます。番号変更後は、雇用先や行政機関など関係各所へ速やかに情報更新を行うことが大切です。
更新手続きは余裕をもって行い、必要書類を事前に確認しておくと安心です。新しい番号になった際には、個人情報管理を徹底し、トラブル防止に努めましょう。


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