大阪に同名2店舗「絹笠」の秘密―とん蝶ととんかつ、別々のルーツ解説

おみやげ、ご当地名物

大阪で「絹笠」という名前の店舗は、和菓子のとん蝶で知られるものと、とんかつ店で知られるものの二種類が混在しており、混乱する方も少なくありません。本記事では、その歴史的背景と違いを整理します。

和菓子店「御菓子司 絹笠」の歴史

創業は1867年、神戸で始まり戦火を経て大阪旭区で復活した老舗和菓子店。

看板商品「とん蝶」は、もち米+大豆と大阪名物の塩昆布を組み合わせたユニークなおこわ。名は“トンボ+蝶々”を由来とし、郷愁を誘う味とされています :contentReference[oaicite:0]{index=0}。

“とん蝶”の味と販売

白蒸しもち米に塩昆布・大豆・小梅を挟んだ三角形おこわ。

賞味期限は当日中。直営の鶴見店、阪神百貨店、駅売店などで販売。通信販売はなし :contentReference[oaicite:1]{index=1}。

とんかつ店「絹笠」が別に存在する理由

大阪市内にもう一つの“絹笠”があるのは、とんかつ店。

元は堺筋本町の老舗で、創業者没後に息子と娘婿がそれぞれ独立し、「とんかつ絹笠本店(堺筋)」と「とんかつの店絹笠(北浜)」が別経営となりました :contentReference[oaicite:2]{index=2}。

どう見分ければよいか

  • 和菓子/とん蝶の絹笠:おこわ「とん蝶」、もち米×昆布、小梅入り。販売場所は和菓子店や百貨店。
  • とんかつの絹笠:揚げ物専門、とんかつ提供。店舗名に「とんかつ」と付記。

まとめ

結論として、大阪に「絹笠」は二つ。和菓子の老舗絹笠が作る名物おこわ「とん蝶」と、別ルーツのとんかつ店です。混同しないよう注意し、目的に合った店舗を訪ねましょう。

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