定期券で通勤・通学していると、うっかり違う経路のバスに乗ってしまうことがあります。特に急いでいるときや乗り場が複数ある路線では、間違えやすいものです。今回は「間違った経路のバスに乗ってしまったとき」の正しい降車方法と対処法をわかりやすく解説します。
まずは落ち着いて:違う経路でも乗車中なら焦らない
バスに乗ってしまったあとでも焦る必要はありません。定期券が適用されない区間や経路を利用した場合、基本的には差額を支払えば大丈夫です。
実際に多くのバス会社では、定期券が使える範囲外の区間を利用した場合、乗務員に申告することで運賃を現金・ICカードで精算できます。無賃乗車にはなりませんので、安心してください。
降車時の対応:運転士に定期券と経路違いを伝える
降車時には、「すみません、定期とは違う経路に乗ってしまいました」と運転士に声をかけましょう。定期券を提示した上で、乗車区間との差額精算を求められます。
ICカードを利用している場合、その場でICリーダーにタッチし、差額が自動的に引き落とされるケースもあります。現金精算の場合は釣り銭の準備を忘れずに。
定期券の適用範囲を再確認しよう
経路限定型のバス定期券は「経由地」が指定されており、それ以外の路線では利用不可です。たとえば「A経由B→C」などと指定されている場合、「B経由でない路線」は定期券適用外となります。
都市部の一部バスでは“区間自由乗降型”の定期券もありますが、多くは経路指定型です。券面の印字や購入時の案内で再確認しておきましょう。
実例:乗り間違いからのスムーズな対応
● 例1:都内の路線バスで、誤って違う経由の便に乗車。運転士に申し出たところ「定期券適用外なので180円精算」と案内され、現金で支払って降車できた。
● 例2:IC定期+交通系ICカード併用のケースでは、降車時にタッチすれば差額が自動精算された。
このように、早めに声をかけて申告すれば、特に問題なく対応してもらえます。
乗り間違い防止のポイント
- バス乗り場の番号や路線番号をしっかり確認
- Googleマップや公式アプリでルート表示を確認
- 似たような行先でも「経由地」が異なる便に注意
- バスのLED表示やアナウンスを見逃さない
特に混雑時や急いでいるときこそ、冷静な確認が重要です。
まとめ
違う経由のバスに乗ってしまっても、降車時に運転士へ申告し、差額精算すれば問題ありません。無賃乗車になるわけではないので、落ち着いて行動しましょう。
次回からは経路確認を忘れずに、定期券の範囲を把握して安全・安心なバス移動を心がけてください。

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