海外旅行を計画する際、まず必要になるのがパスポート。しかし、初めて取得する人にとって「どこで取るのか」「空港に行く必要があるのか」といった基本的な疑問を持つのは当然です。本記事では、パスポート申請から受け取りまでの流れと、よくある誤解について解説します。
● パスポートは市区町村の窓口で申請できる?
結論から言うと、パスポートは空港ではなく、住んでいる都道府県のパスポートセンターや指定の申請窓口で申請・取得できます。多くのケースでは「住民登録がある自治体」内にある申請窓口を利用することになります。
例:東京都在住の場合は、有楽町の東京交通会館内などにある「都民用パスポートセンター」で申請可能です。[参照]
● 空港でパスポートを取る人は何をしている?
YouTubeやSNSなどで「空港でパスポートを取っていた」という投稿がありますが、それは基本的に誤解か、次のいずれかのケースに該当します。
- 緊急の渡航で外務省が設けた臨時対応ブースを利用
- Vlogの演出や撮影のために空港で説明しているだけ
- 実際には空港での取得ではなく、近くの自治体窓口での手続き後に空港に向かっている
● パスポートの取得に必要なもの
通常のパスポート申請には、以下の書類が必要です。
- 一般旅券発給申請書(窓口または一部は事前オンライン入力可)
- 戸籍謄本または抄本(6ヶ月以内)
- 本人確認書類(運転免許証など)
- 証明写真(規定サイズあり)
パスポートは、申請から通常6営業日程度で受け取れるため、渡航予定のある人は早めの手続きをおすすめします。
● 申請場所の調べ方と混雑状況
都道府県名+「パスポートセンター」で検索すれば、公式サイトが表示され、住所・受付時間・必要書類などが確認できます。自治体によっては混雑緩和のため予約制を採用している場合もあります。
また、最近は一部の自治体でマイナンバーカードを活用したオンライン申請も導入されつつあります。ただし、受け取りは本人が窓口に出向く必要があります。
● よくある勘違いを整理しよう
・空港でパスポートを取得することは、原則としてありません。
・申請から受け取りまでには時間がかかるため、旅行直前の申請は避けましょう。
・申請は住民票がある都道府県で行うのが基本です。
もし直前でどうしても必要な場合は、各パスポートセンターに「至急申請」など対応の可否を相談してみましょう。
まとめ
パスポートは空港でなく、各都道府県のパスポートセンターや市区町村の申請窓口で取得するのが一般的です。Vlogなどの情報に惑わされず、正確な手順で余裕を持った申請を心がけましょう。初めての海外旅行をトラブルなく楽しむためにも、まずは公式サイトで最新情報を確認することが大切です。


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