大学の卒業旅行でヨーロッパに行くか迷っている方は少なくありません。特に金銭的な事情や今後の生活との兼ね合いを考えると、慎重な判断が求められます。この記事では、限られた予算の中でもヨーロッパ旅行を実現するための費用目安や判断基準について詳しく解説します。
ヨーロッパ卒業旅行の平均予算とは?
まず気になるのが「実際いくらかかるのか?」という点。卒業旅行としてヨーロッパに行く場合、航空券、宿泊費、食事、移動費、観光代などを含めて、一般的には約25万円〜40万円が目安とされています。
今回の旅程(ロンドン→スペイン)で5〜7日間の滞在を想定すると、
- 航空券(往復):10〜15万円(LCCや早期予約で抑える)
- 宿泊費(1泊4000〜6000円):3〜5万円
- 食費・観光費:4〜7万円
- 現地交通費:1〜2万円
- その他(保険や雑費):1〜2万円
合計:約20〜30万円前後で収まる可能性もあります。
あなたの現在の経済状況から考える現実性
現在の貯金が30〜40万円、バイト月6〜7万円、仕送りなし、院進学予定という条件を考慮すると、旅行費を出してしまうと今後の生活資金がギリギリになる可能性があります。
特に研究活動や就活が始まると、アルバイトの時間も取りづらくなり、生活費を賄うのが大変になることが想定されます。
「行く価値」は金額以上?卒業旅行の意味
一方で、卒業旅行は「一生に一度」の貴重な経験になる可能性も高いです。仲の良い友人との海外旅行は、金銭的価値以上の思い出になることも多く、「あのとき行っておけばよかった」と後悔する人も多く見受けられます。
実際、社会人になると1週間レベルの長期旅行はなかなか実現しにくくなります。
できるだけ費用を抑える方法は?
金銭的な不安がある場合は、工夫次第でコストを大幅に削減できます。例えば。
- 航空券はLCCや乗継便を利用し、比較サイトで最安値を探す
- 宿泊はドミトリーやAirbnbを利用する
- 食費はスーパーや現地ファストフードを活用
- 現地SIMを使わず、Wi-Fiスポットだけで通信
- 観光は無料の美術館・街歩き・教会見学を中心に
これにより、予算25万円前後に抑えることも十分可能です。
奨学金や親の支援を使うべきか?
周囲が奨学金や親の支援を受けて旅行費を捻出している場合でも、あなたがそれに頼りづらいと感じているのなら、無理せず身の丈に合った判断をすることも大切です。
代替案として「近場の海外(韓国・台湾)に行く」「国内旅行に切り替える」「卒業後に自分のお金で行く」といった選択肢も十分価値のある経験になります。
まとめ:行くかどうかは「自己投資」と「現実」のバランスで
ヨーロッパ卒業旅行は、たしかに素晴らしい経験になりますが、将来の生活に負担をかけてまで無理に行く必要はありません。
予算25〜30万円で抑える工夫をしつつ、行く価値が今後の自分の活力になるかどうかをよく考えて判断するのが最も後悔のない選択となるでしょう。


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