JAL国際線特典航空券で、国内線を含む旅程の一部だけを放棄して、目的の区間だけを利用したい場合のルールと注意点を詳しく解説します。
国内区間の放棄は可能か?
結論から言うと、航空券に記載された順序通りに搭乗しない場合、未使用区間の後続区間も無効となる可能性があります。これはJALの運送約款および条件によって明記されています。
JAL公式FAQでも「券面に記載された旅程の順序を変更して利用いただくことはできません」「未使用区間がある場合は以降の区間にご搭乗できない可能性があります」と明記されています。
国内線「新千歳→羽田」区間を使わない選択肢
今回のケースでは「新千歳‑羽田‑成田‑フランクフルト」という国際線旅程に、国内線が含まれています。
もし「新千歳→羽田」を使わず放棄すると、その後の「羽田‑成田‑フランクルト」を利用できなくなるリスクが高いです。
片道だけ放棄はどうなる?
復路で「羽田→新千歳」を使わなくても、その区間を放棄すると復路全区間が無効になる可能性があります。
国内線部分を途中で放棄することはできても、後続の国際線部分までが全部取り消されるリスクがあります。
実例:放棄の実際と注意点
例えば「A→B→C」という旅程で「A→B」を使わないと、B→Cも自動的に無効になるモデルです。
あるユーザーは「復路便は如何なる理由においても権利放棄はできません」とYahoo知恵袋で述べており、未使用区間があると、その後の区間も含め正規運賃との差額やペナルティが発生する可能性があります。
回避策:予約の分割かキャンセルして再取得
どうしても「成田‑フランクフルト」だけ利用したい場合、選択肢は2つあります。
- 航空券購入前に、国内線を含まない往復「成田‑フランクフルト」のみの特典航空券を別で取得する。
- 現在の国際線特典航空券を一旦キャンセルし、マイルを払い戻してから再予約する(ただし特典キャンセル手数料が必要)。
この方法なら、不要な国内線を含まず、かつチケット全体が無効になるリスクを回避できます。
まとめ
・JAL特典航空券では、記載旅程どおりの順序で搭乗する必要があります。
・未使用の国内区間があると、その後の国際線部分も無効になり得ます。
・希望する「成田‑フランクフルト」区間のみを利用したい場合は、別予約またはキャンセル・再取得が必須です。
旅程の再設計やキャンセルについては、JALの公式サイトやコールセンターで最新情報を確認しながら進めましょう。


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