旅行や出張で夜行バスを利用する際、モバイルバッテリーの取り扱いに迷うことがあります。特にトランク内に収納した場合、温度変化や衝撃による安全性への不安があるのは当然です。この記事では、Ankerを含むモバイルバッテリーを夜行バスのトランクに入れても問題ないのか、そのリスクと対策について解説します。
モバイルバッテリーをトランクに入れるのは基本NG
バス会社の多くは、安全上の理由からモバイルバッテリーをトランク(貨物室)に入れることを禁止しています。これはリチウムイオン電池が高温・衝撃・密閉空間での発火・膨張リスクを持っているためです。
特に夏場の夜行バスでは、トランク内温度が想定以上に上昇することがあり、バッテリーにとって過酷な環境となります。
Ankerなどのモバイルバッテリーが受ける影響
Anker製品は高い安全性で知られていますが、それでも外的要因によるリスクは避けられません。メーカー公式サイトでも「直射日光・高温・湿気を避け、40℃以上の場所に放置しないように」と明記されています。
トランク内は密閉され通気性がなく、エンジンや路面からの熱も加わるため、40℃を超えることもあります。これによりリチウム電池が不安定になり、膨張・液漏れ・最悪の場合は発火に繋がる恐れがあります。
夜行バス各社の規定事例
主要なバス会社では、モバイルバッテリーに関して以下のような規定を設けています。
- WILLER EXPRESS:手荷物として車内に持ち込むことを推奨
- JRバス:預け荷物にリチウム電池類の収納は禁止
- さくら観光:公式サイトで「バッテリー類はトランク不可」と明記
つまり、トランクに入れてしまった場合は規約違反になることもあるため注意が必要です。
どうしても入れてしまった場合の対処
もしすでにバスに乗ってしまい、モバイルバッテリーがトランクにある場合は、下記を確認しましょう。
- 取り出せるタイミングで早めに確認する
- バス会社にその旨を伝えておく
- 到着後、発熱・膨張・異臭・ケースの変形などがないかすぐに確認する
安全のため、今後は必ず機内(車内)持ち込みを徹底してください。
バッテリー持ち運びのベストプラクティス
モバイルバッテリーを安全に携帯するために。
- 常に機内またはバス車内に持ち込む
- 金属と接触しないようポーチなどで保護する
- 使用しないときは電源を切っておく
これにより、不意の発火やトラブルのリスクを最小限にできます。
まとめ
モバイルバッテリーは便利で日常に欠かせないアイテムですが、夜行バスのトランクに入れるのは危険です。高温や衝撃による事故を防ぐためにも、車内に持ち込みましょう。Ankerなど信頼性の高いメーカーであっても油断せず、基本的なルールを守ることが重要です。


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