ETCシステム障害時の“始末書2枚”は本当?事実確認と報道まとめ

車、高速道路

先日、3月に発生したETCシステム障害の際に「上層部が始末書を2枚書かされた」という話を耳にした、という投稿が話題になっています。本記事ではその真偽を整理し、報道に基づく事実と噂の違いをわかりやすくご紹介します。

■ ETC障害の概要(3月~4月)

4月6日未明、関東〜中部〜東海エリアを含む全国106か所以上の料金所でETCゲートが停止した大規模障害が発生しました。中央自動車道を含む各高速道路でETCレーンが機能せず、通行後の後日精算措置がとられました。復旧は翌日午後まで続きました :contentReference[oaicite:0]{index=0}。

原因はシステム改修中にトラブルが生じたためで、NEXCO中日本などの運営会社が障害復旧に当たりました :contentReference[oaicite:1]{index=1}。

■ 「始末書2枚」が書かれたという話の出どころ

3月ごろの障害に関し、あるユーザーが「上の人何人かが始末書を2枚書かされた」と投稿。ただし、継続的なネット検索でも信頼できる情報源は見つかっておらず、これを裏付ける公式な報道はありません :contentReference[oaicite:2]{index=2}。

■ システム障害後の対応と企業公開情報

障害発生後、NEXCO中日本はシステム臨時復旧と、後日請求による措置を発表し、原因究明に乗り出しています :contentReference[oaicite:3]{index=3}。

ただし、始末書に関する公表は一切なく、上層部の処分、謝罪文、報道発表にも記述はありません。

■ ネット情報と公式対応のギャップ

現時点では始末書の件を報じた公式記事や信頼できる情報源はなく、投稿者の体験談は事実確認できていません。

口頭伝聞や社内の噂レベルと判断されるため、真偽不明とされます。

■ なぜ「始末書」話が広がったのか?

日本の企業文化では、重大なミスがあると始末書を書く慣習が存在します。それが「2枚書かされた」という噂につながった可能性があります。

システム障害級のインシデントでは責任者が社内的に処分されても不思議ではないため、噂として広がりやすいです。

■ 現時点での結論と今後の見通し

報道ベースでは“始末書2枚配布説”を裏付ける証拠はありません。公式発表やマスメディアで確認できた対応は、 通行後の後日精算措置とシステム修復のみです。

もし後日、関係企業の公式発表や社内文書などが出れば情報が更新される可能性はあります。

まとめ

今回のETCシステム障害では、始末書“2枚書かされた”という話はネット上の憶測レベルであり、現時点では信頼できる報道や資料は一切存在しません。

重大インシデントでは責任者に処分があるケースもありますが、公式発表や信頼情報がない限り、そうした話は慎重に扱いましょう。

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