20トン未満の小型船舶を使った定期航路は、都市間の高速船から地域の通船まで様々。普段あまり知られていない、小型船航路の魅力と利用方法を紹介します。
🏝️事例①:島原–大牟田の高速船(19トンクラス)
かつて運航されていた島原鉄道の高速船は、19トン級で福岡天神~島原港を結ぶ定期航路。全長19 t未満で、高速船ながら小型船舶の分類に含まれます【参照】。
所要約50分・1日4往復、フェリーと違い機動性が高く、通学・観光利用されていました。
⛴️事例②:地方の通船・航路アクセス船
瀬戸内・琵琶湖などでは、小型定期船が島民や観光客の移動に活躍。5~15人乗りの船が平水・沿海区域内で運航され、定期航路事業の許可を取得して運航されています【参照】。
例えば瀬戸内の有人小島を結ぶ“通船”は20トン未満でも公共交通とみなされ、年間定期路線として分類されます。
🔍法規上の定義と必要手続き
海上運送法では「定期航路事業」とは、###一定の日程で運航される事業を指し、小型船(20t未満)でも対象になります【参照】。
許可・届出の対象は旅客定員13名以上船舶の場合が多く、12名以下でも登録航路として行われる例があります【参照】。
📋まとめ比較表
| 航路名 | 船級 | 航路内容 | コメント |
|---|---|---|---|
| 島原–大牟田高速船 | 約19トン | 福岡天神~島原港/1日4往復 | 小型高速船の代表例 |
| 瀬戸内地方の通船 | 数-20トン未満 | 有人離島と本土を結ぶ定期航路 | 地域生活・観光両用途 |
✅まとめ
20トン未満の小型船舶も、公共性の高い定期航路として活躍しています。高速船から島への通船まで、多彩な事例があり、公的な許可・登録を経て運航されています。
JR・地方鉄道との乗り継ぎ路線もあり、「隠れた交通インフラ」として注目です。


コメント