高速道路を走行中、突然見かける「赤い光」。それがオービスによる速度違反の撮影だったのか、それとも単なる警告灯だったのか、判断がつかずに不安になる方も多いのではないでしょうか。特に関越道の寄居IC〜花園PA間は、速度違反取締りの要所ともいえる区間です。今回はこのエリアに設置されているオービスの種類や特徴、赤い光の意味について詳しく解説します。
寄居IC〜花園PA間にあるオービスの種類
関越自動車道の下り線、寄居ICと花園PAの間には、固定式のオービスが設置されています。2025年現在、確認されているのはループコイル式Hシステムです。
このタイプのオービスは、道路に埋め込まれたループコイルで速度を検知し、設定速度を超過していた場合にカメラが作動します。夜間には赤色の強いストロボ(フラッシュ)でナンバープレートとドライバーの顔を鮮明に撮影します。
赤い光=撮影?常時点灯とフラッシュの違い
実際に見かけた「赤い光」が常時点灯しているタイプであれば、それは多くの場合、オービスが稼働中であることを示す待機灯であり、撮影を意味するものではありません。特にHシステムは赤信号のようなランプが点灯していても、それは“撮影準備中”のサインです。
一方で、違反速度で通過した場合は「一瞬で強烈に赤く光る」ストロボ発光が確認されます。フロントガラス内にまで赤い光が差し込んで見えるほど明るいため、点灯の瞬間が明確に記憶に残るケースがほとんどです。
140km/h弱は撮影対象?
関越道の法定速度は通常100km/hです。一般的にHシステムが作動するのは「制限速度+30km/h程度」が目安とされています。つまり130km/h超で撮影される可能性が高まりますが、警察の裁量や設定値によって変動があります。
したがって、「140km/h弱」という表現であれば、実際の速度計の誤差を考慮しても撮影リスクの範囲内です。ただし、赤いフラッシュをはっきりと見ていなければ、撮影されていない可能性も十分にあります。
違反通知はいつ届く?
仮に撮影されていた場合、一般的には1〜3週間以内に警察から「出頭要請」や「通知書」が届きます。これは違反の確認、ナンバーの照会、名義人の調査等に時間がかかるためです。
ただし、実際に通知が来ないまま数週間が経過した場合は、未撮影または記録対象外(軽微な超過等)だった可能性が高いと考えられます。多くのドライバーが「光った気がする」と不安に思っても、通知が来ないケースは珍しくありません。
不安を感じたときの対処法
運転中に赤い光を見た場合、以下の点を冷静に振り返ってみましょう。
- フラッシュの瞬間を明確に見たか?
- スピードメーターは何km/hを指していたか?
- 周囲に他の車両(追越車両など)はいたか?
また、他の車両と同時に通過した場合、そちらが撮影対象だった可能性もあります。心配な方は2週間ほど様子を見つつ、通知がなければ安心してよいでしょう。
まとめ|赤い光=撮影とは限らない、冷静に確認を
関越道の寄居IC〜花園PA間にはHシステム型オービスがあり、設定速度を大幅に超えると撮影される可能性があります。ただし、赤い光が常時点灯していただけであれば、それは警告灯や待機ランプである可能性が高く、撮影とは限りません。
明確なストロボ発光を見ていない限りは過度に心配せず、通知が届くまで冷静に待ちましょう。2週間を過ぎても何も届かなければ、ほぼ問題はないと考えられます。


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