ベトナム・ホーチミンを訪れる際に悩むことのひとつが「チップ文化」。特にマッサージ店やホテルでの適切なチップの金額や渡し方に戸惑う方も多いでしょう。この記事では、旅行者がよく利用するサービスごとに、スマートなチップの相場と英語での伝え方をわかりやすく解説します。
マッサージ店でのチップ相場
ホーチミンでは、マッサージ料金が格安な分、スタッフへのチップが重要な収入源となっています。目安としては以下の通りです。
- 30分のフットマッサージ:1万〜2万ドン(約60〜120円)
- 60分の全身マッサージ:5万ドン前後(約300円)
- 高級スパやVIPルームの場合:10万ドン(約600円)〜
マッサージ終了後に直接セラピストへ渡すのが一般的で、手渡しや「Thank you」と一言添えるのがマナーです。
「チップ込みか?」英語での確認フレーズ
料金にチップが含まれているか確認したいとき、以下のような簡単な英語表現が使えます。
- “Is the tip included in the price?”(料金にチップは含まれていますか?)
- “Do I need to give a tip separately?”(別にチップを渡す必要がありますか?)
- “How much is the usual tip?”(通常どのくらい渡すものですか?)
マッサージ受付やホテルスタッフには簡単な英語で十分通じます。スマホの翻訳アプリを使うのも有効です。
ホテルでのチップマナー
ホテル滞在中も、以下の場面でチップを渡すのが一般的です。
- ベッドメイキング:1回につき2万ドン(約120円)程度を枕元に置く
- ポーター:荷物を運んでもらった際に1回2万ドン前後
- ルームサービス:利用の都度1万〜2万ドン
現金で小額紙幣(1万〜2万ドン札)を数枚用意しておくと便利です。無理に渡す必要はありませんが、サービスが良かったときには気持ちとして渡すのがスマートな旅行者の姿です。
その他のシーンでのチップ
タクシーではチップ不要が基本ですが、荷物の積み下ろしを手伝ってくれた時は端数を切り上げて渡すのも好印象です。屋台や小さな食堂ではチップは不要です。
高級レストランでは、サービス料(Service Charge)が含まれていることが多いため、確認の上で必要なら1万〜2万ドン程度をテーブルに残すと良いでしょう。
まとめ
ホーチミンではチップ文化は「義務」ではなく「感謝の気持ち」として捉えられています。金額は大きくなくてOK。旅行前に小額紙幣を準備し、シーンごとの相場と基本フレーズを押さえておけば、気持ちよく過ごせること間違いなしです。スマートなチップの渡し方で、現地の人々との心地よいコミュニケーションを楽しみましょう!


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