オンライン申請で急ぎのパスポート取得を目指す場合の注意点と対応策

パスポート

急な海外出張や旅行で「今すぐパスポートが必要!」という場面は誰にでも起こり得ます。特に近年では、マイナンバーカードを使ったパスポートのオンライン申請が可能になり、手軽になった反面、トラブルや申請のやり直しでスケジュールが狂うこともあります。本記事では、オンライン申請時によくあるトラブルの実例や、急ぎの場合に間に合わせるためのポイントについて解説します。

オンライン申請は本当に早い?その仕組みと落とし穴

パスポートのオンライン申請は「窓口に行く回数を減らせる」ことが最大のメリットですが、即日発行ができるわけではありません。特に次のような場合には手続きが滞りやすくなります。

  • 顔写真が規定に合わない(近すぎる、影がある、背景が不適切など)
  • 自署(署名)が不明瞭・二重線になっている
  • 修正指示に対して誤って別項目を修正してしまう

これらはいずれもよくあるトラブルで、修正→再確認→承認という流れが1日1手順ずつしか進まないこともあります。

写真や署名の不備が招く「想定外の遅れ」

オンライン申請では、顔写真と署名の両方に厳しい基準が設けられています。特に署名の「二重書き」のような細かい確認が入ることもあり、提出してから確認完了までに数日かかることも。

今回のように、写真と署名の不備が別々の日に指摘された場合、審査が再スタートになることがあるため、トータルでの遅延が発生しやすい点に注意が必要です。

「間に合わせたい!」ときの実践的な対処法

申請が思うように進まないとき、以下のような対応が有効です。

  • 役所の開庁時間に電話で進捗を確認(9:00〜17:00が一般的)
  • 郵送ではなく、直接受取を希望することで1日でも早く
  • 申請内容の修正は一度にすべて(誤字、写真、署名の複数項目がある場合)

また、写真の撮り直しはスタジオ利用が確実で、申請書類に不備が出にくくなります。

パスポート番号だけを知ることはできるのか?

結論から言うと、パスポート番号は発行完了後でなければ教えてもらえません。未交付の段階では、本人確認が未了であったり、最終承認が下りていない可能性があるためです。

どうしても早く必要な場合、特例的な早期交付(緊急渡航・人道的理由など)の対象になるか相談してみる価値はあります。ただし、単なる旅行ではこの特例は原則使えません。

今からでも間に合う可能性がある?

オンライン申請後の交付は、通常の自治体では約1週間〜10日。「今日申請すれば31日にお渡し」という案内があったということは、今すぐ再提出や確認連絡を行えば、7月末には間に合う可能性があります。

ただし、自治体によって処理スピードが異なるため、担当窓口に直接確認し、「申請確定日時」を明確にしておくことが重要です。

まとめ:オンライン申請は便利だが確認スピードが鍵

マイナンバーカードを利用したオンラインパスポート申請は確かに便利ですが、「一発で通る内容」に仕上げないと却って時間がかかることもあります。

今回は写真や署名に修正が入り、再確認が複数回にわたったことがスケジュールの遅れにつながっています。ですが、自治体の案内どおりに申請を完了できれば、7月末受取もまだ間に合う余地はあります。
急ぎの場合は電話や窓口での粘り強い確認が、希望をつなぐ大きなポイントです。

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