バスに乗るとき、扉の引き手(取っ手)に注目したことはありますか?一見地味な部分ですが、車両の仕様やメーカーによって形状に違いがあることをご存知でしょうか。本記事では、特に日野ブルーリボンシリーズのハイブリッドノンステップバスに見られる「四角い引き手」に焦点を当て、形状の違いとその意味を探ります。
バスの引き手形状はなぜ異なる?
バスの扉の引き手(取っ手)は、主に車両メーカーや納入先の事業者の設計思想、バリアフリー基準、乗降頻度などによって異なります。大きく分けると「丸型」と「四角型」が存在します。
丸型は視認性と握りやすさを重視した汎用タイプで、特に地方路線などで多く見られます。一方、四角型は近代的な印象を与えるデザインで、新型車両や都市部で導入されることが増えています。
日野ブルーリボンの扉はなぜ四角い引き手?
日野自動車のブルーリボンハイブリッドノンステップバスには、標準的に「四角型」の引き手が装備されていることが多いです。このデザインは、視認性やバリアフリー対応の一環として設計されており、高齢者や障害のある方にも分かりやすい形状が意識されています。
また、日野ブルーリボンは東京都内や大都市圏で多く運用されており、デザインの統一感や先進性が重視されています。
車種や年式による違いも
同じ日野ブルーリボンシリーズでも、年式や導入先自治体によって引き手の仕様が異なることがあります。たとえば、初期型のノンステップバスでは丸型引き手が使われていた時期もあり、仕様は必ずしも統一されていません。
また、引き手部分だけ事業者のカスタマイズにより変更されているケースもあるため、形状が必ずしも車種の識別ポイントになるとは限りません。
他メーカーとの比較
いすゞエルガや三菱ふそうエアロスターなど、他の国内バスメーカーも各社独自の引き手形状を採用しています。いすゞは丸型が主流で、三菱ふそうは車両によって四角と丸型が混在しています。
これらの違いを見比べてみるのも、バスファンやデザイン愛好家にとっては興味深いポイントです。
扉の引き手が教えてくれること
バスの扉の引き手は、単なる開閉のための部品ではありません。その形状には「誰でも使いやすく」「安全に利用できるように」という設計者の意図が込められています。
特に近年はUD(ユニバーサルデザイン)の観点から、四角く、視認性の高い形状が好まれる傾向にあります。
まとめ:バスの細部にこそ進化がある
普段見逃しがちなバスの引き手ですが、その形状は車両の世代や設計思想を映し出す「小さなサイン」です。日野ブルーリボンのハイブリッドノンステップバスに見られる四角い引き手は、先進性とバリアフリーへの配慮の象徴ともいえるでしょう。
次にバスを利用する際は、ぜひ扉の引き手にも注目してみてください。そこから見えるバス設計の世界は、意外と奥深いものです。


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