広島から名古屋までのドライブは、風光明媚な瀬戸内の景観を楽しめる人気のロングドライブコースです。中でも「しまなみ海道」を通って愛媛県今治市に渡るルートは、旅情豊かな移動手段として注目されています。ただし、しまなみ海道経由となると通常の山陽道直行ルートとは異なり、少し工夫が必要です。本記事では、今治から名古屋までの最速ルートや注意点、実際の所要時間を詳しくご紹介します。
今治から名古屋へ向かう基本ルート
しまなみ海道で尾道から今治に入った後、名古屋方面に向かうルートとして一般的かつ最速とされるのが以下のパターンです。
- 今治ICから今治小松自動車道へ入り、いよ小松JCTで松山自動車道へ合流
- 川之江JCTで高知道(高知自動車道)方面へ進まず、高松自動車道を通って坂出JCTへ
- 坂出JCTから瀬戸中央自動車道(瀬戸大橋)を通過し、本州側の早島ICへ
- 早島ICから山陽自動車道に接続し、岡山・姫路・神戸・名神高速を経て名古屋方面へ向かう
このルートはしまなみ海道からのスムーズな接続と、全区間高速道路であることから、最短かつ時間的に安定した選択肢とされています。
所要時間と距離の目安
上記ルートに沿った今治〜名古屋間の走行距離はおおよそ500km前後、休憩なしでの所要時間は約6時間〜6時間30分程度が目安です。以下は一例です。
- 今治IC〜坂出JCT:約1時間30分
- 坂出JCT〜名古屋IC(山陽道+名神):約4時間30分
なお、交通渋滞や工事規制、休憩時間を含めると所要時間は7時間以上になる可能性もあります。高速道路を快適に利用するには、2時間ごとの休憩が推奨されており、PAやSAの利用も計画に入れておきましょう。
別ルートとの比較:しまなみ経由 vs 山陽道直行
最短時間で広島〜名古屋間を移動したい場合は、広島ICから山陽道〜名神高速道路を直行するルート(約600km、所要約6〜7時間)が一般的です。一方で、しまなみ海道経由の場合は観光性が高い反面、愛媛を経由するため全体として距離はやや延びます。
それでも、ドライブの楽しさや途中のSA・橋上の絶景スポットを考慮すると、旅を楽しみながら移動したい人には非常に魅力的なルートと言えるでしょう。
おすすめの立ち寄りポイント
長距離移動の途中で立ち寄れるおすすめスポットをいくつかご紹介します。
- 石鎚山SA(松山道):瀬戸内海が一望できる人気SA。食事やお土産も充実。
- 与島PA(瀬戸中央道):瀬戸大橋上にある絶景PAで、写真スポットとしても有名。
- 龍野西SA(山陽道):地元グルメや広い休憩エリアが魅力。
これらを活用することで、安全かつ快適なロングドライブが可能になります。
交通費の目安とETC割引の活用
今治ICから名古屋ICまでの高速料金は、普通車で約12,000円前後(ETC利用時)ですが、深夜割引や休日割引などをうまく活用すれば1,000円以上安くなる場合もあります。
また、ドラぷら(NEXCO西日本公式サイト)では、高速料金の詳細検索やルート検索が可能なので、事前のチェックをおすすめします。
まとめ:しまなみ海道経由で名古屋へ向かうなら坂出経由が最速ルート
広島からしまなみ海道を通って今治に入り、そこから名古屋へ車で向かう場合、最速ルートは「今治IC〜松山道〜高松道〜瀬戸大橋〜山陽道〜名神高速道路」の組み合わせです。
走行距離や時間はやや増えるものの、しまなみ海道の絶景を堪能しながら快適に走れる魅力は大きく、観光ドライブとしても満足度の高いコースです。安全運転を心がけつつ、休憩や給油も計画的に行い、楽しい移動時間をお過ごしください。


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