「桜=春」と思われがちですが、実は日本には夏や秋にも花を咲かせる桜の品種や、それらを楽しめる場所が存在します。本記事では、春以外でもお花見気分を味わえる桜スポットや季節外れに咲く桜の魅力をご紹介します。
秋にも咲く「十月桜」「冬桜」とは?
秋から冬にかけて咲く桜として有名なのが「十月桜(じゅうがつざくら)」や「冬桜(ふゆざくら)」です。これらは晩秋から初冬にかけて咲くことが多く、春にも再度咲く二度咲きの特徴を持っています。
花はやや小ぶりで可憐な印象。紅葉と桜の両方を楽しめるという、非常に珍しい風景を見られるのが最大の魅力です。
秋に花見が楽しめる全国のスポット
- 城峯公園(埼玉県本庄市):約500本の冬桜が10月下旬〜12月上旬にかけて咲き誇る人気スポット。紅葉との共演も美しい。
- 桜山公園(群馬県藤岡市):天然記念物に指定された「冬桜」が7,000本以上。11月中旬〜12月上旬が見頃。
- 小原四季桜の里(愛知県豊田市):春と秋の年2回咲く「四季桜」が有名。11月が最盛期で、紅葉と桜の共演がSNS映え。
これらの場所は、秋桜だけでなく温泉や地元グルメも充実しており、観光とセットで訪れるのに最適です。
夏に咲く桜は存在する?
夏に自然開花する桜は非常に少ないですが、「夏桜(なつざくら)」という名称で親しまれているのが「エゾヤマザクラ」や「マメザクラ」の中でも標高の高い山間部での開花です。
例えば、北海道の標高の高い地域(大雪山系など)では、6月下旬~7月上旬にかけて遅咲きの桜を見ることができる年もあります。ただし、夏桜といっても例年安定して見られるわけではないため、開花情報は事前にチェックが必要です。
桜の再開花?異常気象による“狂い咲き”現象
近年注目されているのが、台風や猛暑、長雨などが原因で、桜が秋に再び咲いてしまう「狂い咲き」現象です。これは、葉が早期に落ちることで、春と勘違いして花芽が開く現象です。
2022年や2023年にも全国各地で観測され、SNSで話題になりました。ただし花の数は少なく、本来の花見とは少し異なる儚さがあります。
年中桜を楽しみたいなら「桜モチーフのテーマパーク」も
通年で桜の景色を楽しみたい方には、造花やライティングを活用した桜スポットもおすすめです。
- なばなの里(三重県):イルミネーションと桜の演出が冬場でも楽しめる。
- 富士急ハイランド「桜の回廊」:季節を問わず桜の装飾が設置されている期間も。
フォトジェニックな桜空間を求める方は、こうした施設を活用するのも現実的です。
まとめ
春以外にも、秋や初冬には「十月桜」「冬桜」「四季桜」などの品種でお花見が楽しめるスポットが存在します。特に紅葉とのコラボレーションは春にはない風情があります。
夏に桜を見たい場合は北海道や高地など限られますが、異常気象による再開花や演出型のスポットを狙えば、桜のある風景に一年中出会うことも夢ではありません。
「桜=春」の常識を超えて、季節外れの桜もぜひ楽しんでみてください。


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