大阪・関西万博のヘルスケアパビリオンに設置されている「カラダ測定ポッド」。気軽に体脂肪率などの体組成を測定できると注目を集めていますが、その精度はどれほど信頼できるのでしょうか?本記事では、使用されている技術や精度の背景を詳しく解説します。
タニタ協力の最新体組成測定技術とは?
このポッドでは体脂肪率や筋肉量、握力などを、手のひらを触れるだけで測定できます。タニタのプロ仕様体組成計「DC‑13C」のセンサー技術がベースとなり、高精度なバイオインピーダンス測定が可能です :contentReference[oaicite:0]{index=0}。
手で電流を流す方式のため、靴を脱がずに測定できる点や、立位が難しい人にも対応可能な設計が特長です :contentReference[oaicite:1]{index=1}。
体脂肪率の精度は?家庭用との違い
バイオインピーダンス法(BIA)は、家庭用から病院用まで幅広く使われていますが、高精度機器ほど測定誤差が少なくなります。タニタはプロ用機器で信頼される技術を提供しており、その信頼性は世界的にも評価されています :contentReference[oaicite:2]{index=2}。
実際のポッドではタニタ製センサー+多部位測定で補正をかけているため、市販の家庭用体重計よりも高い精度が期待できます :contentReference[oaicite:3]{index=3}。
実際の測定結果とDEXA比較の参考指標
参考として、2025年に発表されたDEXAスキャンとCTスキャンとの比較研究では、DEXAは脂肪・筋肉量の測定で高い一致率が確認されています :contentReference[oaicite:4]{index=4}。
ヘルスケアパビリオンのポッドはBIA計測なので、DEXAほどの精密性には及ばない一方で、簡易・短時間・非侵襲での測定手段としては十分な精度です。
測定時に知っておきたいポイント
- **同じ条件で測る**:朝起きて水分補給前など、時間帯を固定すると誤差が軽減されます。
- **手の湿度や冷え**:手が濡れていたり冷えていると電気抵抗値が変化する場合があります。
- **衣服・金属類の影響**:ポッド内での測定のため、直接的な影響は少ないですが、極端な防寒具などは避けましょう。
まとめ
大阪万博のヘルスケアパビリオンで体脂肪率を測る体験は、タニタの高精度BIA技術を活用した信頼性の高いサービスです。DEXAのような医療用精度には及びませんが、短時間かつ非侵襲で、日々の健康チェックに活用するには十分な精度を持っています。
体脂肪や筋肉量を定期的に確認したい人には、非常に実用的な体験となることでしょう。


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