日本国内の主要航空機組立工場を比較!最大規模はどこか?

飛行機、空港

日本の航空機産業は民間・防衛の両面で世界的なサプライチェーンの一翼を担っており、各地に存在する航空機組立工場はその中核を成しています。本記事では、国内における代表的な航空機組立工場を比較しながら、どの工場が最大規模なのかを検証します。

日本を代表する航空機組立工場一覧

以下は、日本国内で航空機の組立や製造が行われている主要な工場です。

  • 三菱重工業 小牧南工場(愛知県)
  • 川崎重工業 各務原工場(岐阜県)
  • SUBARU(旧富士重工) 宇都宮工場(栃木県)
  • 新明和工業 徳島製作所(徳島県)
  • IHI 瑞穂工場(東京都)※主にエンジン部品

この中でも、三菱重工小牧南工場川崎重工各務原工場は航空機本体の最終組立を行う国内最大級の施設です。

三菱重工業 小牧南工場の特徴

小牧南工場は、国産旅客機「MRJ(三菱スペースジェット)」の最終組立や、航空自衛隊向け戦闘機の生産、整備などを行う巨大施設で、航空機専用の滑走路も備えています。

敷地面積は200万㎡超とも言われ、ボーイング787の主翼製造にも携わるなど、グローバルな航空機製造ネットワークの中核を担っています。

川崎重工 各務原工場の実力

各務原工場では、航空自衛隊の輸送機「C-2」や哨戒機「P-1」、ヘリコプターなどの製造・組立が行われています。防衛関連の生産が中心で、航空機の複雑な構造体を扱う高度な技術力で知られています。

近年ではボーイングやエアバス向けの商用機部品製造も行われており、民間・防衛の両面で存在感を増しています。

SUBARU 宇都宮工場の特徴と規模

宇都宮工場では、ボーイング787の中央翼の製造をはじめ、ヘリコプターや無人機、部品の組立などが行われています。敷地面積は80万㎡ほどで、建屋の密集度は高く見えるものの、最終組立機能は一部に限定されています。

航空宇宙カンパニーとしての技術力は非常に高く、複合材技術や精密加工に強みがあります。

小規模ながら存在感を放つ新明和工業 徳島製作所

徳島製作所では、海上自衛隊向けのUS-2救難飛行艇やシーラなどの特殊航空機が製造されています。施設規模は他工場に比べて小さめですが、世界でも珍しい水陸両用機の生産というニッチな分野で高評価を得ています。

その技術は各国から注目されており、小規模ながら技術集約型の工場と言えます。

航空機工場の「規模」とは何を意味するか

「規模が大きい」という表現には様々な側面があります。単に敷地面積や建屋の大きさを指す場合もあれば、生産能力・従業員数・年間生産量などを含めて評価されることもあります。

そのため、最終組立機能と多機種の生産ラインを備えた三菱重工小牧南工場が「総合的に最大規模」と考えられるのが妥当です。

まとめ:国内最大規模は三菱重工 小牧南工場

日本国内で航空機の最終組立を行う施設の中で、敷地面積・機種対応力・設備規模などを総合的に見て最大規模と評価できるのは、三菱重工 小牧南工場です。

ただし、川崎重工各務原工場やSUBARU宇都宮工場もそれぞれ特色のある重要拠点であり、日本の航空機産業全体を支える重要な存在であることは間違いありません。

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