登坂車線にもオービスはある?山道ドライバーが気をつけたい移動式取締りの実態とは

車、高速道路

山間部を走っていると見かける「登坂車線」。大型車両が遅いスピードで登るために設けられたこの車線ですが、「登坂車線でもスピード違反を取り締まられるのか?」「移動オービスが設置されることはあるのか?」と疑問を持つドライバーも少なくありません。本記事では、登坂車線とオービス(速度取締装置)の関係、特に移動オービスの設置可能性について詳しく解説します。

そもそも登坂車線とは?目的と構造を再確認

登坂車線(とうはんしゃせん)とは、主に上り坂で速度が出にくい大型トラックやバスがスムーズに登坂できるよう、通常の走行車線とは別に追加で設けられる補助的な車線のことです。上り坂での交通の流れを保つことを目的に設計されています。

このため、登坂車線には法定速度に加えて「指定最高速度」が設定されていることが多く、一般車でも速度超過には注意が必要です。勾配が急なエリアでは40km/hや50km/hなどの制限が設けられている例もあります。

固定式オービスは登坂車線に設置されることは稀

従来の固定式オービス(ループコイル式・レーダー式)は、交通量が多く、事故の発生頻度が高い主要道路や高速道路に優先的に設置されています。山間部の登坂車線にオービスが常設されているケースは非常に少なく、全国的に見ても珍しい部類に入ります。

理由としては、そもそも登坂車線は「遅い車両の通行を促す」ための車線であり、スピード超過による重大事故の発生リスクが比較的低いためです。つまり、固定オービスの設置優先度は低めです。

移動オービスは登坂車線にも配置される可能性がある

一方、移動オービス(可搬式速度取締装置)は柔軟な設置が可能なため、登坂車線を含むさまざまな場所で活用されるケースがあります。特に「急勾配での加速違反」「通行帯変更時の危険運転」など、事故リスクが指摘されている地点では、登坂車線内でも一時的に設置されることがあります。

実際、地方の山道やトンネル付近で移動オービスによる取り締まりが実施された事例も報告されており、「登坂車線だから安心」というわけではありません。

ドライバーが注意すべきポイントと対応策

移動オービスは看板や警告なしに設置される場合があり、気づかずに通過してしまうと違反通知が届くケースも。特に以下のような状況では注意が必要です。

  • 制限速度が50km/h未満に設定されている登坂車線
  • 周辺に学校・住宅・工事現場がある山間部
  • 警察の交通死亡事故重点対策区間に指定されている道路

ドライバーとしては、「登坂車線=自由に飛ばしてOK」という感覚を改め、制限速度の標識をこまめに確認し、特に下りに転じる直前の加速区間では慎重な運転が求められます。

実例紹介:登坂車線での速度取り締まりが実施されたケース

兵庫県内のある国道では、急な上り坂にある登坂車線にて、移動オービスによる取締りが行われたという報告があります。運転者が「まさかこんな場所に」と感じた地点での設置で、登坂終了地点付近で速度が上がりやすい傾向を警察が事前に把握していたと考えられます。

また、長野県内の峠道でも、一定の速度超過を誘発しやすい登坂路で移動オービスが稼働していたとの事例があり、山間部でも取締りの目は光っています。

まとめ:登坂車線でも速度超過には十分注意を

山道の登坂車線は、安全な走行のために設けられている補助車線であり、決してスピードを出してよい「追い越し車線」ではありません。固定オービスの設置は少ないものの、移動オービスによる取り締まりが行われる可能性は十分にあります。

標識や制限速度をしっかりと確認し、登坂車線でも油断せず安全運転を心がけましょう。突然の取り締まりにも対応できる「注意深い走行」が、無事故無違反への第一歩です。

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