韓国旅行でお土産として人気の「カップラーメン」や「カップ飯」。中でもコンビニ限定の味や大容量サイズの「カップ飯BIG」は、日本では手に入りにくく注目されています。とはいえ、日本への持ち込みに関して「お肉入りはNG」といった情報もあり、不安になる方も多いはず。この記事では、韓国のインスタント食品を日本に持ち帰る際の注意点と、おすすめの持ち込み可能商品を詳しく解説します。
基本ルール:動物検疫の対象は「肉類含有の加工食品」
日本の動物検疫所によると、肉類(牛・豚・鶏など)を含む食品のほとんどは、原則として日本への持ち込みが禁止されています。対象となるのは、レトルト、缶詰、インスタント食品などの加工品でも同様です。
特に韓国のインスタント食品には「豚肉エキス」「牛肉粉末」などが含まれていることが多く、これらも対象になります。
カップ飯・カップラーメンは成分表示を確認!
お土産に選ぶ際は、商品の裏面に記載された成分表示を必ず確認しましょう。次のような原材料がある場合はNGです。
- 돼지고기(豚肉)
- 쇠고기(牛肉)
- 닭고기(鶏肉)
- 육수(肉スープ)
- 정육분말(肉粉末)など
例えば、「햇반 컵반 불고기맛(ヘッパン カップ飯 プルコギ味)」などは牛肉使用のため、持ち込み不可の可能性が高いです。
持ち帰れる可能性が高い商品例
以下のような商品は、原材料に肉類が含まれておらず、比較的安心して持ち帰れる傾向にあります(必ず購入時に表示確認を)。
- 김치볶음밥 컵반(キムチチャーハン味)※具なしタイプ
- 비빔밥 컵반(ビビンバ風)※肉なし表示あり
- 컵누들 海鮮チゲ味(海鮮ベース)
- 삼선짜장 컵라면(中華風ジャージャー麺)※肉不使用バージョン
また、「ベジタリアン」「ノンミート」などの記載がある商品は比較的安全です。
税関での対応と没収リスク
もしパッケージに肉成分の記載があり、申告せずに持ち込んだ場合は、空港検疫で没収される可能性があります。違反が悪質と判断された場合、罰則の対象となることもあるため注意が必要です。
動物検疫所では、持ち込み可否を事前に確認する相談窓口も設けていますので、不安な場合は利用するのが安心です。[参照]
実例:旅行者の体験談
ある旅行者は「カップ飯BIGを数個購入し、ホテルで中身を確認。牛・豚不使用の表示があったため、ジップバッグに入れて機内預け荷物に収納して無事に日本へ帰国」できたとの報告がありました。
一方で、「プルコギ風味」をうっかり持ち込もうとして没収されたという例もあり、確認の有無が明暗を分けるポイントです。
まとめ
韓国のカップラーメンやカップ飯は魅力的なお土産ですが、肉成分が含まれている商品は原則として日本に持ち込み不可です。必ずパッケージ裏面を確認し、牛肉・豚肉・鶏肉・スープ類が含まれていないことをチェックしてください。持ち込みできそうな商品は存在しますが、事前確認と正しい申告が何より大切です。


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