日本滞在中に外国人がパスポートを紛失してしまった場合、非常に不安な状況になるかもしれません。しかし、落ち着いて順を追って対応すれば、帰国や滞在延長にも支障は出にくいです。本記事では、実際にパスポートを失くした際に最初に行うべき行動と、必要な手続きについて詳しく解説します。
まず警察に紛失届を提出する
最初に行うべきは、最寄りの交番または警察署に届け出を出すことです。パスポートは個人の身分を証明する重要書類のため、紛失が判明した時点ですぐに警察へ向かいましょう。
交番では「遺失物届出書(いしつぶつとどけでしょ)」の記入が求められます。提出後は「受理番号」または「受理証明書」が発行されるので、大使館での手続きの際に必須となります。
次に自国の大使館または領事館へ連絡
警察への届出が完了したら、自国の大使館や領事館にすぐ連絡を取りましょう。パスポートの再発行、または帰国用渡航書の発行手続きが必要になります。
大使館では通常、以下のような書類が求められます:
- 警察の紛失届の受理証明
- 顔写真(証明写真サイズ)
- 身元確認できる書類(コピー可)
- 本人の署名や申請書
再発行と渡航書の違いを理解する
再発行パスポートは、正式なパスポートとして長期的に使用できますが、発行には数日~数週間かかる場合があります。
一方、帰国用渡航書は、文字通り帰国のためだけに使える一時的な書類で、基本的には片道分の渡航にしか使えません。滞在予定や帰国フライトの有無に応じて使い分けましょう。
滞在先やホテルにも忘れ物確認を
意外と多いのが「ホテルの部屋」「観光地のレストラン」「空港のチェックインカウンター」などに置き忘れたケースです。まずは思い当たる場所に電話で確認を。
宿泊先では「忘れ物センター」などがあることもあるため、宿泊証明などを用意して問い合わせておくとスムーズです。
旅行保険に加入している場合の補償確認
クレジットカード付帯や海外旅行保険に加入している場合、パスポートの再発行費用や交通費が補償されることもあります。保険会社に連絡し、必要書類や申請方法を事前に確認しておきましょう。
まとめ:落ち着いて段階的に対処を
日本でパスポートを紛失した外国人旅行者にとっては大きなトラブルですが、警察→大使館の順で冷静に対処すれば問題なく解決できます。万一の備えとして、パスポートのコピーや写真データを事前にスマホなどに保存しておくことも有効です。
特に観光シーズンや長期滞在の際は、書類準備と再発行までのスケジュールを見越して、余裕を持った行動を心がけましょう。

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