オリックス・バファローズの人気は大阪と神戸どちらが高い？地域ごとのファン事情を解説

オリックス・バファローズは大阪を本拠地とするプロ野球球団ですが、神戸でも試合が行われてきた歴史があります。そんな背景から、ファンの熱量や人気の偏りについて気になる方も多いのではないでしょうか。本記事では、大阪と神戸それぞれの地域でのオリックスの人気やファンの特徴について詳しくご紹介します。

オリックス・バファローズの本拠地と沿革

現在の本拠地は大阪・京セラドーム大阪ですが、過去には神戸の「ほっともっとフィールド神戸」も準本拠地として使用されていました。

特に1991年に阪急ブレーブスがオリックスに譲渡され、オリックス・ブルーウェーブとして神戸を拠点とした時代は、地元神戸市民から多くの支持を得ていました。

神戸では今でも「イチロー時代のオリックス」に強い思い入れを持つファンが多く、当時の観戦文化やグッズ収集が今も続いている層が存在します。

また、2004年に近鉄バファローズとの合併を経てオリックス・バファローズとなった後も、神戸開催の試合は特別感があり、地元メディアや飲食店での応援も見られます。

一方、大阪では京セラドーム大阪での年間試合数が圧倒的に多いため、ファンベースが拡大。特に近年のリーグ連覇や日本シリーズ進出をきっかけに若年層や家族連れの支持が急増しています。

また、SNSやメディア露出の強化によって大阪エリアのスポーツ熱と連動する形でバファローズ人気が上昇中です。

観客動員数では京セラドーム大阪が圧倒的に多いですが、神戸の試合では「野球場の自然環境」や「選手との距離感」を楽しむファンが多く、応援スタイルにもやや違いが見られます。

大阪は熱気ある応援団や外野席文化が根付き、神戸はピクニック感覚で観戦を楽しむ家族層が中心という印象です。

大阪では朝日放送やMBSなどのメディアがオリックス戦を積極的に取り上げており、地域プロモーションにも力が入っています。

神戸でもラジオ関西などがオリックス戦の情報発信を続けており、地域とチームのつながりは根強いものがあります。

オリックス・バファローズの人気は、現在の本拠地・大阪において急激に盛り上がりを見せている一方で、神戸には長年の歴史とノスタルジーに基づく根強いファン層が存在します。どちらが“上”というわけではなく、それぞれの地域で異なる形での支持が広がっているのが特徴と言えるでしょう。