関西国際空港から台湾経由でロサンゼルスへ向かう長時間フライト。特に台湾からロサンゼルスの便は約10時間を超える長旅となり、座席選びは快適さに直結します。短距離フライトなら迷わず窓側を選んでいた方でも、10時間超えともなればトイレや睡眠、食事のタイミングなど、気になる点が増えてきます。この記事では、座席選びに悩む方のために、通路側・窓側それぞれのメリットと注意点、そして路線特有の事情まで詳しく解説します。
窓側席の魅力と長時間フライトでの課題
景色を楽しめるという最大の魅力を持つ窓側席。特にアメリカの街並みや西海岸に近づく際の景観は一見の価値があります。
ただし、10時間を超えるフライトでは、トイレや機内散歩のたびに隣の人に声をかけなければならず、精神的なストレスにつながることも。また、夜間フライト(例:台湾20時発)は途中で機内が消灯されるため、到着直前まで外が見えない時間帯も多くあります。
通路側席が長時間フライトで好まれる理由
通路側の大きなメリットは、自由に立ち上がれること。トイレに行きたいとき、体を動かしたいとき、キャビンクルーに何か頼みたいときなど、ストレスなく行動できます。
特にロサンゼルス行きのような長時間フライトでは、数回の食事や水分補給があり、そのたびに隣を気にせず動ける快適さは大きな価値となります。また、通路側なら足を少し出して伸ばすこともできるため、エコノミークラス症候群の予防にもつながります。
おすすめの選び方:窓側×前方 or 通路側×中央ブロック
「景色も見たいけど快適さも捨てがたい…」そんな方には、前方窓側席がおすすめです。食事提供や降機も早く、早めに眠りにつきたい方には静かな環境が整いやすいというメリットも。
逆に「睡眠やトイレを優先したい」「途中で席を立つ予定が多い」という方は、中央3-4-3席配列の機体における中央通路側席がベスト。両隣どちらかが空いていることも多く、混雑の少ないことがあります。
上空からの景色はどこまで見られる?
台湾→ロサンゼルス便では、出発後まもなく夜になるため、景色を楽しめるのは到着前の1〜2時間程度。アメリカ大陸に近づくにつれ、夕暮れの光や都市の明かりが見え始めます。
このタイミングを狙って景色を楽しみたいなら、ロサンゼルス到着時に日が沈む側(進行方向右側=右窓側)の座席を選ぶと良いでしょう。特にA席やK席は人気があります。
実例:窓側派→通路側にして正解だった体験談
「飛行機が好きで窓側一択だったけど、初のロングフライトで通路側にしたら思った以上に快適だった。3回くらいトイレに立ったけどストレスゼロだったし、キャビン内を歩くことで体も軽くなった。」(30代女性・関空→LAX)
「帰りの便は窓側を選んで、アメリカ上空の景色を楽しんだけど、やっぱり夜間はほとんど何も見えなかった。体調的には通路側のほうがラクだったかも」(20代男性・LAX→関空)
まとめ:景色派も快適派も、旅のスタイルに合った選択を
長時間フライトでは、座席選びが旅の満足度を大きく左右します。窓側には「景色を楽しむ」という特別な体験がある一方で、通路側には「快適で柔軟に動ける」という安心感があります。
ご自身の体調や旅の目的、時間帯、座席配列などを考慮して、「どんな過ごし方をしたいか」を基準に選ぶのがベストです。初めてのロサンゼルス便でも、しっかり準備すれば快適な空の旅が楽しめます。

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