飛行機に持ち込むスマホ・タブレット・モバイルバッテリーのルールを解説|手荷物で注意すべきポイント

飛行機、空港

飛行機での移動時、スマートフォンやタブレット、モバイルバッテリーなどの電子機器の扱いには細かなルールがあります。特に最近ではバッテリー発火によるトラブルも増え、航空会社の規制が厳格化しています。この記事では、機内での持ち込みルールを中心に、実際にどのように準備すればよいのかをわかりやすく解説します。

モバイルバッテリーは機内持ち込みのみ可能

まず大前提として、モバイルバッテリー(リチウムイオン電池を使用するもの)は受託手荷物(預け荷物)として預けることができません。航空会社各社および国際的な航空安全基準に基づき、バッテリー類はすべて機内持ち込みが必須です。

特に100Whを超える高容量バッテリーは持ち込みに制限がかかるため、ラベルの記載をよく確認しておきましょう。

スマホ・タブレットは預けられるが推奨されない

スマホやタブレット自体は、実は預け荷物に入れても航空会社によっては禁止されていません。ただし、バッテリーが内蔵されているため、発熱や発火のリスクがあることから、機内持ち込みが推奨されています。

また、機内での使用や緊急時の連絡手段としても活用されることが多いため、原則として手元に持っておくのが望ましいと言えます。

搭乗前のセキュリティチェックでの注意点

モバイルバッテリーやノートパソコン、タブレットなどの電子機器は、セキュリティチェックの際に必ずカバンから取り出す必要があります。X線検査時に取り出してトレイに乗せるよう求められるため、すぐに取り出せる位置に収納しておきましょう。

また、複数のバッテリーを持っている場合は、それぞれ容量(Wh)の表示が必要になるケースもあるため、外装に記載がないものには注意が必要です。

具体的な航空会社の案内をチェックしよう

ANAやJALなどの日本の主要航空会社でも公式サイトで詳しいガイドラインを公表しています。たとえば、ANAの案内では「100Wh以下のモバイルバッテリーは2個まで追加の申告なしで持ち込み可能」とされています(2024年時点)[参照]。

LCC(格安航空会社)の場合はさらに厳格な制限があることもあり、航空券を予約した際には必ず該当航空会社の手荷物ルールを確認しましょう。

飛行中の電子機器使用に関するルール

スマートフォンやタブレットは、機内モードにすれば使用が可能です。離陸や着陸時は一時的に使用制限がかかる場合もありますが、飛行中のコンテンツ再生や読書、業務用利用に活用できます。

モバイルバッテリーも機内で使用できますが、機内充電用USBポートがある場合はそれを利用するのが安全です。バッテリーをポケットに入れたまま充電することは避けましょう。

まとめ:スマホやタブレットも基本的に手元に持つのが安心

モバイルバッテリーは必ず機内持ち込みで、スマホやタブレットも原則として手元に持っておくことをおすすめします。理由は安全性、利便性、緊急時対応の観点からです。

荷物のパッキング時は「スマホ・タブレット・バッテリー類=機内持ち込み」が基本ルールであることを前提に準備しておきましょう。

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