高校留学や長期滞在でカナダへ渡航する際、日本から持って行ける日用品や食品について不安に思う方も多いのではないでしょうか。特に液体物やスプレー類、レトルト食品などは航空機への持ち込み・受託手荷物での扱いが異なるため、正しい知識が重要です。この記事では、具体的なアイテムごとの持ち込み可否やルールを解説します。
機内持ち込み・受託手荷物の基本ルール
国際線では、機内持ち込みと受託手荷物で規則が異なります。特に液体物は、持ち込みには100ml以下の容器に入れ、1リットル以内のジッパー付き透明袋にまとめる必要があります。
一方、受託手荷物(スーツケースなど)であれば、量の制限はありますが比較的自由に預けることが可能です。ただし、スプレー缶やバッテリー類などは航空会社によって制限されることがありますので注意しましょう。
味噌汁(具と味噌が分かれたレトルト)
これは受託手荷物であれば持ち込み可能です。密封されており商用製品であることが条件です。
ただし、液体扱いになる場合もあるため、機内には持ち込まずスーツケースに入れるのが無難です。
ケープ(ヘアスプレー)1番大きいサイズ
スプレー缶は機内持ち込み不可です。受託手荷物でも容量は500ml以下、総量2リットル以内などの制限があります。
航空会社や空港のセキュリティ基準によって取り扱いが異なるため、事前に確認しましょう。[参照:国交省 機内持込・預け入れ制限品目]
ヘアオイル・歯磨き粉
どちらも液体扱いになるため、機内持ち込みは100ml以下である必要があります。
大きなボトルであれば、受託手荷物に入れるのが確実です。開封済みでも問題はありませんが、密閉されていることが望ましいです。
リセッシュ(消臭スプレー)
これはアルコール成分が含まれていることが多いため、航空会社によっては制限される場合があります。
機内持ち込みは不可で、受託手荷物であっても内容量と濃度を確認のうえで持ち込むようにしてください。内容量が多い場合やガス圧が高いものは没収対象となることがあります。
ジェルボール洗剤
液体とみなされますが、固形包装のため受託手荷物であれば基本的に持ち込み可能です。
ただし、香料や成分によっては規制対象となる国もあるため、カナダの入国規制も併せて確認することをおすすめします。環境保護の観点から持ち込み制限がある国も存在します。
カナダの入国審査に注意
カナダでは、食品や植物、動物関連製品の持ち込みに厳しい規制があります。たとえ市販品でも、申告が必要なケースもあります。
例えば「味噌汁」などの食品類は、検疫官の判断によって没収されることがあるため、パッケージや成分表示のある製品のみを選びましょう。カナダ政府の公式ガイドはこちら:[参照:カナダ食品検査庁(CFIA)]
まとめ
高校留学や長期滞在で「できるだけ日本の製品を持ち込みたい」という気持ちはよくわかります。ですが、航空機への持ち込みルールとカナダ入国時の規制はそれぞれ異なり、事前の確認が非常に重要です。
基本的に、液体類・スプレー類は受託手荷物へ、食品類も未開封のパッケージ品であれば問題なく預けることが可能です。カナダでの留学生活がより快適なものになるよう、正確な情報をもとに準備を進めましょう。


コメント