米国永住の可能性を広げるEB‑3ビザ。このカテゴリーは「学士号を持つ専門職」などが対象で、慶應義塾大学理工学部卒の方にも手が届く選択肢です。
EB‑3ビザとは?3つのサブカテゴリーを解説
EB‑3ビザは就労に基づく永住権で、以下の3つに分類されます。
- Skilled workers(技能労働者):2年以上の経験や訓練が要件
- Professionals(専門職):学士号が必須
- Other workers(その他の労働者):2年未満の訓練や技能
慶應理工の学士保有者は、Professional枠が該当します。:contentReference[oaicite:0]{index=0}
Professional枠の要件と手続きの流れ
Professional枠では以下が求められます。
- 米国相当の学士号を有していること
- その学位が職務の要件と一致していること
- フルタイム雇用のオファーとPERM労働認証(Labor Certification)の取得
- EmployerによるI‑140申請
学位や職務内容が一致しなければ不認可となるため、職種選びも重要です。:contentReference[oaicite:1]{index=1}
慶應理工卒がProfessional枠で通りやすい職例
理工学部卒の方がProfessional枠に適した職種例は。
- エンジニア(機械・電気・ソフトウェア系)
- データサイエンティスト・分析職
- ITアーキテクトやネットワーク設計者
これらの職種は明確に「学士水準」の職務要件があり、PERM承認の可能性も高いです。:contentReference[oaicite:2]{index=2}
申請の流れと期間の目安
EB‑3 Professional枠の大まかな流れは。
- 仕事のオファーとPERM申請(6~9ヶ月)
- I‑140申請(通常4〜6ヶ月、プレミアム処理で15日)
- 優先日が来れば、I‑485または海外から移民ビザ申請
- グリーンカード取得
国によってはバックログがあり、特にインド・中国籍では遅れる場合もあります。:contentReference[oaicite:3]{index=3}
EB‑3とEB‑2(NIW)との比較
EB‑2では大学院卒や特定分野の専門性(NIW)を要件とします。一方EB‑3は学士レベルでの永住が狙え、無資格枠よりも条件がシンプルです。慶應理工卒ならEB‑3が現実的なルートです。
よくあるQ&A
Q. 学士だけでも申請できる?
A. はい。ただし、職務内容が学士必須である必要があります。
Q. PERMって何?
A. 米国労働省による労働市場のチェックで、米国内に候補者がいないと認定されないと先に進めません。
Q. 申請費用は?
A. PERMは企業負担、I‑140申請費$715(プレミアム処理追加$2,805)、その後調整や面接に別途費用あり。:contentReference[oaicite:4]{index=4}
まとめ:慶應理工卒でもEB‑3で米国永住を狙える
慶應理工学部卒の方は、Professional枠でEB‑3ビザ申請が可能です。職種選びやPERMの準備が鍵となり、バックログにも注意しながら進めましょう。永住権取得への現実的な道筋として、第一歩を踏み出す価値は十分にあります。


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