パスポートには渡航先の出入国スタンプやビザが記録されるため、まさに「旅の記録帳」といえます。しかし、もし紛失してしまった場合、今までどの国に行ったか分からなくなってしまうのでしょうか?この記事では、パスポート紛失時に渡航履歴を確認する方法や行政機関がどこまで把握しているのかなど、気になる点を詳しく解説します。
日本の役所で渡航履歴は分かるのか?
基本的に、日本のパスポート発行窓口(都道府県の旅券課)では、発行履歴や再発行状況は把握できますが、過去の渡航先までは記録されていません。
理由は、出入国スタンプはそれぞれの国の入国管理局の裁量により押されており、日本政府側では出国時の国名までを記録していないためです。
日本で記録されているのは「出入国の日時」のみ
出入国管理局が保有している情報は、あくまで「出国・入国した日付と空港名など」であり、どこの国に行ったかまでは記録されません。例:「2022年6月12日 成田空港 出国」「2022年6月19日 羽田空港 入国」など。
そのため、「○○という国にいつ行ったのか」という情報は、基本的にはパスポートのスタンプやビザなどをもとに自分で管理しておく必要があります。
代替手段:航空会社の搭乗記録を確認する
パスポートを紛失した場合、航空券のEチケットやマイレージ履歴から訪問国を推定することが可能です。特に以下の手段が有効です。
- 航空会社のマイレージクラブから搭乗履歴を確認
- 予約サイト(例:Expedia、楽天トラベルなど)から過去の旅程を確認
- クレジットカード明細から航空券の購入履歴を追跡
これらは入国記録の代わりにはなりませんが、旅行先の証明や再入国時の参考資料になります。
一部の国では入国履歴が電子記録で残っている場合も
例えばアメリカではESTA申請履歴があり、過去の入国日時を確認できます。また韓国やオーストラリアもeVisaの記録から一定の情報が引き出せます。
ただし、外国のシステムにアクセスするには英語での照会や本人確認が必要な場合があるため、手続きが煩雑になる可能性があります。
渡航履歴を個人で管理するコツ
今後のためにも、渡航履歴は自身でしっかり管理しておくことをおすすめします。たとえば。
- パスポートの全ページをスマホやPCにスキャンして保存
- 旅行ごとにGoogleカレンダーや日記アプリに記録
- 航空券などのPDFはGoogleドライブやiCloudに保管
こうした習慣が、万が一のパスポート紛失時の助けになります。
まとめ:役所では分からないが自分で記録を残せる
パスポートを紛失すると、スタンプやビザによる国別の記録は失われます。日本の役所では国名までは把握できませんが、出入国した日付は記録されています。
旅行履歴は、航空会社の情報やデジタル管理である程度復元できるため、普段からの記録が非常に大切です。ぜひパスポートだけに頼らず、旅行ごとの記録をデジタル化しておきましょう。


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