日本発着のFSC(フルサービスキャリア)であるJALやANAにおけるミニバー(自己サービス式飲料・軽食コーナー)は、近年どうなっているのか。最新の実態と理由、そして今後の方向性を整理しました。
現在のミニバー提供状況
JALもANAも、2025年現在、機内後方ギャレーに設置された自己サービス式のミニバーは大きく縮小されています。
たとえばJALでは、国内線も国際線も搭載例がほとんど見られません。またANAのB787-9では前より減少し、B777‑300ERではギャレー開放の名義はあってもCAが常時立ち会い、セルフ自由度は限定的です。
なぜミニバーは廃止・縮小されているのか?
- コスト削減:飲料・補充・清掃のコストと人件費削減が主目的。
- 衛生・安全要件:セルフ形式に伴う衛生リスクや混雑機内での転倒や動線確保の観点。
- サービス品質の一元化:CAによるサービス提供(ドリンクラウンド等)で質と顧客体験を一定に保つ目的。
世界的な動向との比較
欧米や中東のFSCでも、プレミアムキャビンにおける自己サービス形式は徐々に減少傾向です。むしろ便材飲料はCAによる提供や個別パッケージ提供が主流です。
セルフとCAサービスのメリット・デメリット
| 形式 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| セルフ | 好きな時に取れる自由度 | 衛生面・混雑・管理コストが課題 |
| CA提供 | 品質管理・安全確保がしやすい | タイミングが予測されにくい・待ち時間が発生 |
今後の展望
今後もFSCではミニバーのセルフ方式は廃止または縮小傾向が継続されると予想されます。機内サービスの質・安全とコスト効率のバランス上、CAによるオンデマンドサービス強化の方向です。
まとめ
日本のJALやANAでは、ミニバーを昔のように自由に利用できる時期はほぼ終了しています。これは衛生・安全・コスト面で合理的な判断です。今後はCAによるサービス品質の担保とお客様体験の向上が重視され、ミニバーはセルフ排除型に進んでいくでしょう。


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