大阪万博で3歳以下の子連れが知っておくべき入場チケットと予約ルールの注意点

2025年大阪・関西万博では、小さな子ども連れの来場者にとっても楽しめるようさまざまな工夫がされていますが、チケットやパビリオン予約の運用ルールには見落としやすいポイントも存在します。特に3歳以下のお子様を同伴する際には、チケットの扱いや予約の紐付け方法に注意が必要です。

3歳以下は無料でも“チケットは必要”という運用ルール

大阪万博では、3歳以下の子どもは入場料が無料とされていますが、入場予約やパビリオン予約には無料チケットの取得が必須です。これを知らずに予約を進めてしまうと、大人だけの入場予約が完了し、後から子どもを追加できず、時間枠が満員になる可能性があります。

この点については公式サイトにも記載がありますが、予約時のUI上での案内がわかりづらいため、混乱を招きやすい状況です。特に大人2人＋乳幼児という構成のご家庭では注意が必要です。

3歳以下の無料チケットは、大人のチケットと同時に取得することで同じ入場時間帯に紐付けられる仕様となっています。そのため、大人の入場時間を確保した後に「追加で子どもの分も」と思っても、希望する時間帯が満員だと再予約が必要になります。

たとえば9時の枠が満員の場合、大人の予約を10時に変更して子どものチケットと合わせるといった工夫が必要です。ただし、P&R駐車場との関係もあるため慎重な対応が求められます。

既にP&R（パークアンドライド）駐車場の予約を完了している場合、その時間に合わせた入場が求められます。駐車場の予約時間と万博会場への入場予約時間にズレが生じると、スムーズな入場が難しくなるため注意が必要です。

可能であればP&Rの予約変更を検討するか、現地での移動・入場時間に余裕を持たせるようスケジュールを再調整しましょう。

万博の予約は「2ヶ月前から先着順」であることから、再度取り直しを行う際には既に人気の時間帯が埋まってしまっていることも。一度確保した時間帯をキャンセルしてしまうと再取得できないリスクがあるため、事前に家族全員分の条件を把握しておくことが重要です。

特に小さなお子様連れで複数のパビリオンを訪問予定の場合、パビリオンの入場ルールも併せて確認しましょう。中には「年齢にかかわらず予約が必要」とする施設もあります。

今回のように「チケットが不要だと思っていた」利用者は少なくありません。公式サイトや予約システムの仕様がより明確になれば、同じような混乱を防ぐことができます。万博公式サイトの「お問い合わせ」フォームから意見を送ることで、今後の改善に繋がる可能性もあります。

また、SNSなどでも同様の声が上がっているため、「自分だけではない」と安心しつつ、より良い運営のための協力姿勢も大切です。

大阪万博では3歳以下の子どもも入場チケットが必要であり、大人と同時予約が前提です。見落としがちなルールではありますが、事前の情報収集と柔軟な対応によって、トラブルを回避できます。P&Rとの整合性やパビリオン予約も含め、早め早めの計画を心がけて、家族での素晴らしい体験に繋げましょう。