GOタクシーの端末はナビ代わりになる？現役ドライバーが語る端末機能の実態

タクシーアプリ「GO」は、配車の利便性だけでなく、車両に設置されている専用端末の機能にも注目が集まっています。この記事では、実際にGOタクシーで使われている端末がナビ機能を備えているかどうかについて、ドライバー目線で詳しく解説します。

GOタクシーの端末とは？

GOタクシーで使われている端末は、主に配車管理や料金決済、走行記録などを統合した専用の業務用タブレットです。乗務員とアプリの配車システムを結ぶ中核的な存在です。

この端末は、業務効率化のために多機能化されており、ルート確認や乗降情報の把握にも活用されています。

結論から言えば「GOタクシーの端末は簡易的なナビ機能を備えています」。アプリ経由の配車の場合は、目的地が事前に設定されているため、システムが自動的に最適ルートを提示します。

ただし、本格的なカーナビゲーションとは異なり、細かなルート検索や渋滞情報の反映、音声ガイドなどは搭載されていない場合があります。補助的なナビと捉えるのが現実的です。

多くのドライバーは、GO端末と並行して市販のカーナビやスマートフォンアプリ（Google MapsやYahoo!カーナビなど）を併用しています。これはより詳細な経路案内や渋滞情報に対応するためです。

たとえば、「GO端末で目的地までの大まかなルートを確認し、細かい案内はGoogleマップに切り替えて対応している」といった実例がよく見られます。

一部のGO端末には、音声による案内機能や自動リルート（ルート再計算）が組み込まれていますが、これは地域や導入時期によって異なる仕様が存在します。

そのため、必ずしもすべての車両でフルナビ機能が使えるわけではありません。特に地方の中小タクシー事業者では、旧型の端末を継続使用しているケースもあります。

アプリ経由で配車された場合、端末には「お迎え地点」「目的地」「経由地」などが自動で表示されます。これを元に端末がルートを表示しますが、実際にはドライバーが自由にルート変更することも可能です。

到着時間や渋滞を考慮してドライバーが独自の判断を下すことも多く、その場合は手動でナビアプリを操作して案内を受けることになります。

GOタクシーの端末には基本的なナビ機能が搭載されていますが、あくまで「補助的」な存在として使われています。ドライバーの多くは、より正確で柔軟なルート案内を求めて、別のナビアプリを併用しているのが現実です。

安心してタクシーを利用するためにも、乗車時に「渋滞が心配なのでナビで確認してもらえますか？」と一声かけるのも良いかもしれません。