海外旅行の計画を立てる中で、パスポートをまだ取得していない状態で航空券を先に予約すべきかどうか悩む人は少なくありません。特に、ローマ字表記の確認が取れない場合や、過去のパスポートとの表記の違いが気になる場合、不安が伴います。今回は、そんな不安を解消するために押さえておきたいポイントを解説します。
ローマ字表記に関する基本ルールとは?
日本のパスポートでは、ローマ字表記(ヘボン式ローマ字)を原則として使用します。たとえば「し」は”shi”、「ち」は”chi”、「ふ」は”fu”など、あらかじめ定められた表記ルールに従います。
例外として、旧パスポートと同じ表記を希望する場合は、窓口で申請時に申し出れば、原則的には同一のローマ字表記を継続できます(例:「Tsuji」を「Tuji」と記載した旧パスポートがあれば、同じ表記にすることが可能)。
旧パスポートの表記と照合する方法
過去に発行されたパスポートをお持ちの場合、その表記が現行のヘボン式と異なっていたとしても、申請時に旧パスポートを提出すれば基本的に同じ表記での再発行が可能です。窓口で「旧パスポートと同一のローマ字を希望」と明記すると良いでしょう。
ただし、旧パスポートを紛失している場合や、表記が不明な場合は窓口に問い合わせるか、あらためて申請書に記載する表記を決定する必要があります。
航空券の名前表記とパスポートが一致していないとどうなる?
航空券に記載する氏名は、パスポートと完全に一致していなければなりません。1文字でも違っていると、搭乗拒否やチェックインエラーの原因になります。
そのため、パスポートのローマ字表記が確定していない場合には、航空券の予約は控えるべきです。特にLCCやキャンセル不可の航空券では、訂正や払い戻しができず、全額無駄になることも。
どうしても先に航空券を取りたい場合の対処法
渡航時期や料金の都合で、先に航空券を予約したい場合、以下の方法が検討できます。
- 旧パスポートの表記を明確に確認し、同じ表記を申請する
- 申請書のローマ字欄に希望表記を正確に記入する
- 取得後すぐに航空券を購入できるよう日程に余裕を持つ
- キャンセル可能な航空券(または名前変更可能なプラン)を選択する
ただし、最も安全なのはパスポート取得後に予約を行うことです。
間違いが起きるケースと実際の例
以下は実際にある表記ゆれの例です。
- 「大澤」→ “Osawa” または “Oosawa”
- 「藤田」→ “Fujita”(標準)
- 「小山」→ “Koyama”(「Kohyama」と希望する方も)
ヘボン式でない表記を希望する場合、理由を添えた上で、窓口で相談するのが基本です。
まとめ:安心して航空券を予約するために
名前の表記に不安がある場合、パスポートの受け取り後に航空券を予約するのが最も確実です。旧パスポートのローマ字表記が明確で、同一の表記で申請するのであれば、早めの予約も可能かもしれませんが、万が一の表記ずれは高額な損失に直結します。
旅行の成功の第一歩は「正確な名前表記」から。焦らず確実に準備を進めましょう。


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