大阪の今どき高級住宅街5選|帝塚山の歴史から現在の人気エリアまで

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かつて大阪の高級住宅街といえば「帝塚山」が代名詞でしたが、現在では時代の移り変わりとともに新たな富裕層エリアも登場しています。この記事では、帝塚山の歴史を振り返りつつ、2020年代の今、実際に人気の高い大阪の高級住宅街を紹介します。

かつての大阪セレブ御用達「帝塚山」とは

大阪市住吉区・阿倍野区にまたがる「帝塚山」は、大正時代から続く格式高い邸宅街として知られています。静かな街並み、石畳の道、名門私立校の存在などから、戦前から戦後にかけては関西の文化人や医師、弁護士といった知識層が多く居住していました。

現在でもその名残は色濃く、特に帝塚山西・帝塚山東エリアは戸建て率が高く、賃貸物件も少ないため、地域に根ざした落ち着いた雰囲気が保たれています。

今注目の大阪高級住宅街①|豊中・千里エリア

近年、若い富裕層やファミリー層から人気を集めているのが、北摂エリアの「豊中市」や「千里ニュータウン」周辺です。特に豊中の「桜井」や「緑丘」「千里中央」は、落ち着いた街並みと教育環境、利便性のバランスが取れた住宅街として支持を集めています。

たとえば「千里中央」駅から徒歩圏内には、大手ハウスメーカーの高級分譲住宅が立ち並び、坪単価も年々上昇中。阪急沿線×北摂ブランドという条件が揃い、資産価値も高く維持されています。

今注目の大阪高級住宅街②|阿倍野区・昭和町・北畠周辺

南大阪のなかで人気が再燃しているのが「阿倍野区」やその周辺の「北畠」「昭和町」エリアです。ここは帝塚山にも近く、戦前からの高級住宅街としての顔を残しつつ、再開発により交通や買い物の利便性も高まっています。

実際に、阿倍野駅徒歩圏の「北畠」では、1億円超の新築戸建ても多く、昭和町では町屋リノベ物件を求める富裕層の移住も見られます。教育熱心な家庭が多く、小中学校の評価も高いエリアです。

今注目の大阪高級住宅街③|中之島・京町堀の都心型高級マンション街

郊外の戸建て住宅だけでなく、都心型高級マンションも注目を集めています。その代表格が「中之島」「京町堀」エリア。中之島のタワーマンション群には、外資系企業の駐在員や医師、経営者層が多く居住しており、24時間コンシェルジュやスカイラウンジといった高級設備が整います。

このエリアは、通勤利便性が高いだけでなく、文化施設やカフェも多く洗練された雰囲気が魅力。坪単価は高めですが、都心でのセレブ志向が強まるなか、人気が拡大しています。

今注目の大阪高級住宅街④|箕面・彩都エリア

北摂のなかでも「自然と共生する郊外型の高級住宅街」として人気なのが「箕面市」や「彩都(国際文化公園都市)」です。箕面は緑豊かで落ち着いた街並み、阪急沿線の上品さが魅力。

彩都は計画都市として開発が進み、大手企業の研究施設や私立校も多く、将来的な資産性にも期待が集まります。大型の注文住宅が並ぶこのエリアは、大阪市内では得られないゆとりと高級感があります。

まとめ|2020年代の大阪セレブが選ぶ街とは?

1970年代に栄えた帝塚山は今もなお格式を保つ一方、現在の大阪では、北摂(豊中・千里・箕面)再開発が進む阿倍野都心型の中之島・京町堀など、多様なライフスタイルに合わせた高級住宅街が誕生しています。

子育て・教育環境・通勤利便・自然環境といった要素のバランスで選ばれる街が変化しており、今後も大阪の高級住宅地の勢力図は進化を続けると予想されます。

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