北海道の東端、知床半島の東側に位置する羅臼町は、世界自然遺産に登録された知床の雄大な自然を感じられる場所です。この記事では、羅臼町を観光地として検討する方に向けて、その魅力やおすすめのスポット、季節ごとの楽しみ方を詳しくご紹介します。
羅臼町とはどんな町?
羅臼町(らうすちょう)は北海道の根室振興局に属し、知床半島の東海岸に面しています。西側の斜里町ウトロとは「知床峠」でつながっており、知床半島の自然を楽しむには絶好の拠点です。
町の人口はおよそ4,000人前後で、漁業と観光が主な産業。特に羅臼昆布は高級品として知られています。
羅臼町の観光の魅力とは
最大の魅力は、手つかずの自然と豊かな生態系です。ヒグマやエゾシカ、オジロワシなどが生息しており、冬には流氷の下を泳ぐシャチやアザラシ、春先にはクジラも観察できます。
また、羅臼は「日本一ホエールウォッチングができる町」として知られ、観光船に乗って間近で野生動物に出会える体験はここならではです。
おすすめの観光スポット
- 知床峠展望台:標高738mの峠からは国後島を望む絶景が楽しめます。
- 羅臼ビジターセンター:知床の自然や生き物について学べる施設。
- 熊の湯:無料で入れる野趣あふれる混浴温泉。
- 羅臼国後展望塔:晴れた日には北方領土・国後島が望める。
季節ごとの楽しみ方
夏:登山やホエールウォッチングが盛んで、知床峠のドライブが人気です。
秋:山の紅葉と鮭の遡上が見頃を迎え、写真愛好家にも人気の時期。
冬:流氷の海にやってくるシャチやアザラシの観察、厳寒の温泉でのんびりとした時間を楽しめます。
羅臼観光の注意点とアドバイス
・町の規模は小さいため、コンビニや飲食店は限られていることに注意。
・知床峠は冬季通行止めになるため、ルート計画は慎重に立てる必要があります。
・観光の際には野生動物への接近やゴミの持ち帰りなど自然保護のマナーを守りましょう。
アクセスと宿泊について
・最寄りの空港は根室中標津空港で、車で約2時間程度の距離です。
・羅臼町内には温泉旅館や民宿が点在しており、温かいおもてなしと新鮮な魚介料理が楽しめます。
まとめ:羅臼町は“観光する価値あり”の秘境スポット
都会の喧騒を離れて大自然の中で過ごしたい方には、羅臼町は最適の観光地です。野生動物との出会いや雄大な風景、地元グルメなど、ここでしか味わえない魅力がたくさんあります。秘境ながらも観光整備は進んでおり、初心者でも十分に楽しめるエリアです。静かに自然を感じたい旅を求めている方にこそ、羅臼町はおすすめです。

コメント