留学スケジュールが迫るなか、ビザ面接の予約が間に合わないというケースは少なくありません。特に夏から秋にかけての繁忙期は、面接の枠がすぐに埋まってしまうことも。そんなときに活用できるのが「緊急面接リクエスト」です。この記事では、緊急リクエストを提出する際に成功率を高める書き方と必要なポイントを具体的に解説します。
そもそもビザ面接の緊急リクエストとは?
緊急リクエスト(Emergency Appointment Request)は、通常の面接予約が留学開始時期に間に合わない場合に、特別に早めの面接日を申請できる制度です。主に学生ビザ(F-1やJ-1)を対象としていますが、緊急性を証明する必要があります。
ただし、すべてのリクエストが受理されるわけではなく、説得力ある理由と裏付け書類の提出が鍵になります。
記載すべきポイント1:出発日とプログラム開始日を明記
まず大切なのは、留学プログラムの開始日と自身の出発予定日を明記することです。これにより「通常の面接では間に合わない」ことがはっきり示されます。
例:「私の交換留学プログラムは2024年8月10日から始まります。現時点での最短のビザ面接予約は9月後半となっており、このままでは渡航が不可能です。」
記載すべきポイント2:帰国意思の明示と永住意思の否定
大使館が最も気にするのは「ビザ目的での滞在が終了した後、帰国する意思があるかどうか」です。そのため、必ず「プログラム終了後は帰国予定であり、永住意思はない」旨を簡潔に記載しましょう。
例:「プログラム終了後は帰国し、大学での最終学年を修了する予定です。アメリカに長期滞在・永住する意図は一切ありません。」
添付書類に含めるべきもの
文面だけでなく、実際の証拠書類も非常に重要です。主に以下のようなものを用意しましょう。
- DS-2019またはI-20(プログラムの正式開始日が記載されたもの)
- 航空券の予約確認書(もし既に購入済みであれば)
- 大学または受け入れ機関からのレター(出席必須であること、欠席不可などの記載があれば効果的)
これらをPDFにまとめ、申請フォームに添付します。
緊急性の補足説明を具体的に
単に「間に合わない」だけではなく、「授業に出席できなければキャンセル扱いになる」「滞在先の契約が無効になる」といった、“実害が生じるリスク”を明示しましょう。
例:「プログラムの初週に出席しなければ登録が無効となるルールがあり、途中参加が認められないため、予定通りの渡航が必須です。」
実際に承認された例の紹介
ある大学生は、8月15日開始の留学プログラムに対して、面接予約が9月にしか取れなかったため、以下のような申請文を提出しました。
「私は◯◯大学の◯年生で、2024年8月15日から始まる交換留学に参加予定です。現在最短の面接予約は9月22日であり、間に合いません。添付のI-20およびホスト大学からの書簡には、プログラム初日出席が義務付けられており、これを欠席すると参加資格を失う恐れがあります。なお、プログラム終了後は必ず帰国し、卒業を目指す予定です。」
結果、この申請は受理され、翌週には面接が設定されました。
まとめ:具体性と証拠で説得力を高めよう
緊急リクエストは一発勝負です。成功させるには、プログラム開始日に間に合わない現状とそれによって生じる具体的な不利益を明確に示し、さらに帰国意思を強調することが重要です。書類の添付も忘れず、冷静で簡潔な文章を心がけましょう。


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