19時に日傘をさすのはおかしい？季節・目的別に見た正しい使い方と周囲の印象

日傘は夏の必需品として広く浸透していますが、使う時間帯によっては「変かな？」と気になることもあるでしょう。特に19時という夕方の時間帯に日傘を使うのはどうなのか、季節や目的に応じた日傘の正しい使い方とともに解説します。

日傘の目的は「紫外線対策」と「暑さ対策」

多くの人が日傘を使う理由は、紫外線（UV）から肌を守るためと、直射日光による体感温度の上昇を防ぐためです。特に近年では、男女問わず熱中症予防アイテムとしても日傘の利用が推奨されています。

UVは太陽が見えていなくても降り注いでいます。曇りの日でも70～80％の紫外線が届き、夕方であっても完全にゼロになるわけではありません。そのため、19時でも紫外線がまだ気になる夏場には、日傘を使用する意味はあります。

日本では6月〜8月にかけて、地域によっては19時を過ぎてもまだ日が落ちきらないことがあります。特に北海道や東北地方では、夏至の頃には19時台でも日差しが感じられます。

逆に秋や冬は日が早く沈むため、19時には真っ暗になっているケースが多く、その時間に日傘を使っていると違和感を持たれる可能性が高くなります。

基本的に日傘を使うこと自体は自由ですし、健康や美容目的での使用は理にかなっています。ただし、19時ごろに日差しがほとんどなくなっているのに日傘をさしていると、周囲に少し奇異な目で見られる可能性はあるかもしれません。

とはいえ、最近では遮熱・UVカット効果を兼ね備えた晴雨兼用傘も多く、外見上は普通の傘と変わらないデザインも増えており、それほど浮いて見えることはないでしょう。

筆者自身、7月下旬に東京で19時すぎまで日傘を使用した経験があります。その日は湿度も高く、太陽はまだ西に低く残っており、強い日差しが照りつけていました。日傘がなければかなり不快だったと思います。

周囲にはあまり日傘を使っている人はいなかったものの、特に気にされることもなく、自分の快適さを優先して良かったと感じました。

19時に日傘を使うのは季節や地域によっては自然な行動であり、決しておかしいことではありません。自分の肌や体を守るために必要であれば、時間にとらわれずに使うことをおすすめします。

「おかしいかどうか」はあくまで他人の主観であり、大切なのは自分の体調と快適さです。TPOに合わせた日傘選びと活用で、暑い季節も快適に過ごしましょう。